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2020年も6月に入りましたね。世のなかまだまだたいへんな状況ですが、こんなときにもがんばっているカフェを紹介します。北杜市須玉町にある「仁田平マルシェ」です。
えっ? これカフェなの?と思われた方もいらっしゃると思います。
外観も名前もカフェっぽくないんですが、とっても居心地のいいすてきなカフェなんですよ。
さっそくなかに入ってみましょう。広々とした気持ちのいい空間が広がっていますね。
この手編みのカゴ、すごくしっかりしてる。たっぷり入りそう。セール中だそうで半額以下になっていました。
マルシェという名前だけあって、雑貨もあちらこちらに置いてあります。手ごねアート石鹸や手芸品、ほうきなど、手作りのものがいろいろ並んでいて見ているだけで楽しくなりました。
クッキーや蜂蜜、蜂蜜グッズ、梅干しなども販売していました。
あ、薪ストーブもある~。スローライフですねえ。
店主の栗原さんは、外壁の落ち着いたパステルカラーのトタンからもわかるように、レトロな雰囲気のものが大好きなんだそうです。古くなっても使えるものは使うというポリシーの持ち主で、2015年のオープン前から一つひとつ集めていき、不揃いのものがなじみ合うような今のお店ができあがっていったといいます。
さまざまなものが置かれたアイランドキッチン。お水はセルフで生ハーブウォーターでした。
ランチをいただきました。パスタランチには生ハムサラダとスープがついて税込1200円。手作りドレッシングが絶品! りんごと新玉葱、人参をすりおろしてあるんですって。新鮮野菜も生ハムもいくらでも食べられるおいしさです。新玉葱の冷製スープはお米でとろみをつけているとか。すーっと喉を通るときに癒される味わいでした。
※金額はすべて税込みで表示します
「明太子としらす、春キャベツのパスタ」です。明太子が思いのほかピリッと辛くて春キャベツはやわらかくしらすがさっぱりしていておいしかった! ほかにも地元のジビエを使った「鹿肉のラグーパスタ」や「湧水マスと蕗味噌のクリームパスタ」など魅力的なメニューが並んでいます。「カルボナーラ」や「海老のオムライス(セットで1300円)」もありますよ。
スイーツはそのときどきのメニューが黒板にかかれています。チョコ&バナナのパウンドケーキは400円。優しい色合いのドリンクは桜のアイスオーレ(450円)です。これ、桜餅の味がして、ちょっとしたサプライズでした。甘すぎずすっきりとしています。ストローは紙製でした。地球にやさしいですね。深煎りのハンドドリップ珈琲(350円)も人気だそうです。
新型コロナウイルス対策として、急遽テラス席も用意されていました。緑まぶしい季節、テラスでランチも気持ちよさそうです。
「このブラインド、変わっていますね」と訊くと、「大月で盛んな機織り機のパターンで作りました。ぶ厚い紙でけっこう丈夫なんですよ」とのこと。光の入り具合もやわらかでのどかな気持ちになりました。窓際にかけられた柱時計がまたいいんです。30分ごとにボーン、ボーンと低い音で時を知らせてくれて、ゆっくりゆったり時間が流れているのを感じ、さまざまなことごとに緊張していた心が解き放たれていくかのようでした。
一人ひとりが注意しながら、応援したいお店でランチを楽しむのも、これからは支援のひとつになっていくと思います。仁田平マルシェにも、ぜひがんばってほしいです。
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■仁田平マルシェ
・営業時間: 10:00~18:00(ランチ11:30~)
・定休日: 水曜、木曜(不定休あり Facebookを確認してください)
・住所: 山梨県北杜市須玉町江草2210-1
・電話番号: 0551-45-6977
・Facebook: https://www.facebook.com/nitadairamarche/