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2020年もあっという間に上半期が過ぎ、7月に入りました! 寒い冬が長いこの国で、オーストリア人が待ちに待っていたのは、大好きなバーベキューの時期!
日本でバーベキューと言えば、皆で材料や器具を持ち寄って川沿いや公園で楽しむイベント的なイメージですが、オーストリア人のバーベキューはもっと日常的なものなんです。
自宅の庭や、隣人に迷惑をかけない煙なしの電気グリルであれば、バルコニーでも手軽にグリルしてしまうのがオーストリア人。
今回は、オーストリアで人気のバーベキューの具材を紹介します。
まず一番人気は、マリネされたお肉たち。ハニーマスタード味やパプリカ風味など、すでに味つけされたお肉は準備に手間がかからずそのまま網にのせて焼くだけなので、大勢でのバーベキューに最適。
そして同じく人気なのがソーセージの詰め合わせ。日本で売っているものよりも倍以上のサイズが魅力のソーセージは、この時期どのスーパーでも特売されています。そして種類も豊富!
こちらは、複数の種類のソーセージが楽しめるミックスパック。
なかでも、チーズの入ったオーストリア生まれのKäsekrainer(ケーゼクライナー)は一番人気。
アルベルティーナ美術館の前にある有名なソーセージスタンド「Bitzinger」(ビッツィンガー)でも、観光シーズンはこのジューシーなソーセージを求める人たちで行列ができています。
そして同じくチーズ入りで、さらにはベーコンで巻かれたBerner Würstel(ベルナービュルステル)もオーストリアの人気ソーセージ。その見た目にも食欲をそそられますが、ベーコンとチーズの組み合わせなんて、聞いただけでおいしそうですよね!
こちらはHalloumi(ハルーミ)というチーズ。中東でよく食べられている塩気のあるハルーミは、ゴムのように弾力があるのが特徴で、噛むと口の中でキュッキュッといった音がするのが楽しいチーズ。溶けないチーズなのでグリルするのに最適で、バーベキューにも大人気です。
グリル専用のチーズがずらり。
日本ではバーベキューというと、野菜や魚介類も欠かせない材料ですが、オーストリアのバーベキューの主役はお肉たち。野菜と言えばすでに茹でられたトウモロコシをグリルするのが人気。
そんなにたくさんのお肉!と少し驚いてしまいますが、せっかく待ちわびた夏がきたので、1年のなかで短い夏の時期に、ビール片手にガッツリと楽しむのもいいですよね!