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新型コロナウイルスの感染が落ち着いてきた現在も気軽に海外旅行とはいかず、夏休みも始まるこの時期、まだ渡航禁止になっている国がほとんどで悲しくなってしまいますね。今回は、ウィーンには行けなくても日本でも簡単に作れるオーストリアの伝統菓子、アプフェルシュトゥルーデルを紹介します。
アプフェルシュトゥルーデルは、小麦粉、水と油から成る生地を薄く伸ばし、りんごのフィリングを包んで焼いたお菓子。その歴史ははるか15世紀にまで遡り、オリジナルはアラビア半島から伝わり、バクラヴァのようなお菓子だったと言われています。それがウィーンにもたらされ現在のアプフェルシュトゥルーデルとなり、今では市内のいたるところで食べることができる人気の伝統メニュー。
これが材料です。
シュトゥルーデルは生地が命! なんと言っても薄さが大事。下が透けて見えるほどまで伸ばします。
生地ができたらフィリング作り! 主役のりんごのほかに使うのは、バターでカリカリにローストしたパン粉と、シナモンパウダー、砂糖を合わせたシナモンシュガー。
まずは生地にローストしたパン粉を敷きます。
その上から、薄切りにしたりんごを並べていきます。
そして最後にシナモンシュガーを上からトッピング。
りんごは煮詰めたりしなくていいのでいたって簡単なフィリングです。レーズンも入るのが伝統レシピですが、好き嫌いが分かれるのでカフェやレストランでは入れないことも。
ここからは少し至難の業! いよいよフィリングを生地で包んでいきます。手前からていねいに巻いていく際、キッチンタオルなどを使うと楽ですよ。
包み終えたら、焼き色をつけるため卵黄液を表面に塗ってあとは焼くだけ!
焼き上がりはこんな感じ。
いざカット! 甘酸っぱいりんごとシナモンの香りがキッチンを満たします。
熱々のバニラソースをかけて、Mahlzeit! また自由に旅行ができる日が早く訪れますように!