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国見町は西大枝地区にある中尊寺蓮池へ行ってきました。
岩手県平泉町から譲られたハスの咲く池で、かの中尊寺で見つかったものです。
【参考】「国見町に咲く中尊寺ハスについて」(国見町公式ウェブサイト)
近くにある道の駅(国見あつかしの郷)の案内板より。
中尊寺蓮池の様子です。
ハスは水田だった場所に移植されており、7つほどに区画されています。
(左奥に厚樫山[阿津賀志山]、池の先に阿津賀志山防塁)
一面ピンクというほどではないものの、たくさんのハスが咲き誇っていました♪
蕾も多く、まだまだ楽しめそうです(例年の見頃は8月下旬まで)。
浮葉の多い個所もあり、池全体として変化も楽しめます。
由来がそうさせるのでしょうか。柔らかく上品な雰囲気が漂います。
特徴的な花托の四変化
〇 阿津賀志山防塁(国指定史跡)
蓮池の隣では、奥州藤原氏が源頼朝率いる鎌倉軍を迎え撃つために築いた防塁跡の一部が残ります。
厚樫山の中腹から約3.2kmに渡って築かれた堀と土塁からなる防塁で、国内三大防塁のひとつです。
この付近は「下二重堀地区」となります。
【参考】阿津賀志山防塁と周辺の遺跡(国見町公式ウェブサイト)
蓮池のすぐ東隣を南北に貫く土塁跡↓
奥州藤原氏に由来する阿津賀志山防塁が繋いだ縁は、美しいハスにつながっています。
〈空撮編〉
防塁始点のある厚樫山(阿津賀志山)との位置関係
下二重堀は最も保存状態がいいとされ、二重堀の構造が見て取れます。