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日本でも人気食材のキノコ。オーストリアでは初夏から秋にかけて「Eierschwammerl(アイヤシュヴァマール)」というキノコが旬を迎えます。日本語名はアンズタケ。ほんのりアプリコットのような香りがすることが名前の由来だそうです。今回は、旬の季節になると、いろいろな料理に使われるオーストリア人に人気のこのアンズタケを紹介します。
こちらはスーパーで売られているアンズタケ。ほとんどが量り売りなので、好きなだけ購入することができます。
アンズタケはそのひだと黄色い色が特徴で、薄いものから濃いものまでさまざま。
オーストリアでは家族でのキノコ狩りが人気。特に初夏から秋にかけて旬のアンズタケは見つけやすく、子供から大人まで皆で楽しむことができます。ハイキングや森林浴もできて一石二鳥! 森で採りたてのアンズタケの濃い黄色は新鮮な証拠。
さて気になるアンズタケ、いったいどんな料理に合うのかというと、主役の素材として使ったクリームスープや煮込み料理のグーラシュは、レストランでも人気のメニューです。
こちらはアンズタケをソースにした料理、「Schweinemedaillons mit Eierschwammerlsauce」。柔らかい豚ヒレ肉のグリルに、アンズタケの味がきいたクリームソースを添えます。白ワインも入れるとパンチのあるソースになりとても美味。
アンズタケはアレンジもし放題! 例えばイタリアンにしてピザやリゾットに、そしてこちらはラザニアの主役としてもピッタリ。ヴェジタリアンにもうれしい一品です。
9月ももう半ば。もうすぐ秋の食材が魅力の食欲の秋ですね。それでは皆さまもおいしく楽しい日々を!