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前回より「牛窓新八景」を紹介していますが2番目にやってきたのが「蓬崎」です。今はペンション村の岬地区のことでした。
ペンション村入口の看板。
新八景の、お約束の看板もありました。
今川了俊の歌碑
今川了は南北朝時代の武将で武人ながら、冷泉歌学の伝統を守り、歌論書、連歌学書、紀行文、故実書など多くの著作を残し、九州探題の職につき九州を統治していた人だそうです。
古くからの港町だった牛窓で、九州へ行く途中、風待ちをしているときにこの岬で詠んだのかな?
ここから見下ろす瀬戸の海と島もいい眺めです!
電柱がなかったらもっと開放感のあるロケーションでしょうね。
ワンちゃんと泊まれるペンションもありましたよ。「モッキングバード」です。
口コミ評価も高いのでわが家の愛犬ハッピーを連れてお泊まりもいいなぁ。
ここから県道に出て牛窓オリーブ園の方へ車を走らせると、新牛窓八景の「阿弥陀ヶ峰」に到着です。
「阿弥陀ヶ峰」は知る人ぞ知る「牛窓 ミティリニ広場」のことでした!
阿弥陀ヶ峰から眺める瀬戸内海には「黒島」「中ノ小島」「端ノ小島」が見えます。
大潮の日に干潮になると、沖の3つの島が砂州でつながるトンボロ現象が見られます。その姿を「ヴィーナスロード」と呼んでいますが、この景色も牛窓新八景のひとつです。ただ名称は「砂の浮き橋」で、古くは「天下の奇蹟 砂の浮橋」と呼ばれていたそうです。
ホテルリマーニからは「砂の浮橋」へ上陸するクルーズ船が出向しています。
右に目を移すと前回紹介した「蓬崎」の岬が見えます。岬の先端からチョコっと見えるのが灯台です。さらにその奥の煙突が見える島が犬島で、ここは高い煙突を持つ銅の製錬所跡が島のシンボルとなっていて、遠くからもかすかに望めます。
製錬所跡はTVドラマ「西部警察」の最終回で大門が殉職した場所ということで語り草になり、美術館となった今でもロケ地巡りをする人が少なくありません。