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新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、2020年8月10日午前8時より、パリ市内の屋外一部公共空間で、マスクの着用が義務化されます(11歳以上)。これまでパリでは、公共交通機関や屋内の公共スペースでのマスク着用は義務でしたが、今後は一部の屋外でもマスクの着用が求められます。
違反者には€135の罰金が科されます。
マスク着用が義務化されるパリ市内のエリア
対象となる地区はパリ市のウェブサイトに記載。セーヌ河岸やサン・マルタン運河に沿った道など、ピクニックなどで人が集まり「密」になりやすいエリアが指定されています。なお、状況によって規制エリアは今度変更される可能性があります。
▲マスク着用が義務化されるエリア(パリ市ウェブサイトより)
フランス全体の新型コロナウイルス陽性率は1.6%ですが、パリを中心としたイル・ド・フランス地域圏においては2.4%と全国平均を上回る値を示しています。特に20〜30代、そしてパリおよび周辺県(セーヌ・サン・ドニ県、ヴァル・ド・マルヌ県、オー・ド・セーヌ県全体、ヴァル・ドワーズ県のいくつかの地域)で高いです。
パリは、日によっては気温30度半ばを超える残暑が続いています。熱中症にはくれぐれも気をつけつつ、マスク着用を守りたいですね。