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Tere!(エストニア語で、こんにちはの意)
エストニアに引っ越してきて、エストニアでパンと言えば黒パンのことを指すと知り、毎日のように黒パンを食べながら気にしていることがふたつありました。ひとつは、「アルプスの少女ハイジ」で目の悪いおばあさんは白パンを食べたがっていたけれど、普段は黒パンを食べていたんだろうか、それはエストニアで売っているこの黒パンのことなのだろうか?ということ。
そしてもうひとつは、カフェに黒パンスープなるものが売っているけれど、どんなものなのやら???ということ。
↑ Leivasupp(黒パンのスープ)、サワークリーム入りか生クリーム入りと書いてあります。
『地球の歩き方』の特派員をしていなければ、なんじゃろほい?で終わっていたところですが、特派員としましてはその責務を果たすため、お金にモノを言わせて(€1.5なんですけどね。€1.5を笑うものは€1.5に泣きますからね。)注文してみました。
こちらが黒パンのスープ。本来であれば、「とっても美味しかったので、どうぞエストニアに来て食べてみてください!」と書いておしまいにするところなのですが(え!)、コロナ禍の折り、いつ皆さまにエストニアにお越しいただけるのかわからないので、あくまで個人の感想として、黒パンのスープの味について触れてみたいと思います↓↓↓
・・・どうも、何かのスープに黒パンを浸けてあるわけではなく(クルトンの代わりに乾燥黒パンを使っていました!というわけではありませんでした)、黒パンを溶かしてスープ状にしたという感じです。そして味はというと、蒸しパンのタネ(蒸す前のドロドロのもの)を彷彿させるものがありました。なんでしょう、食べた瞬間に背後から「こら!蒸す前の蒸しパンのタネを食べるんじゃないの!」と母親に怒られそうな気分になりました。そんな味でした。そんなわけで、食べ始めはあまりおいしくないなあと思ったり、あ!けっこうカロリー高いんじゃないの?と思ったりしていたのですが、「あ、もしかしたらエストニアでしか食べられないものかも!」と思った瞬間からていねいに食べ直し始め、最後には、「なんだ!そこそこいけるじゃん!あとは野菜スープがあれば栄養面はばっちりじゃん!」と思うまでになりました(スープをスープで食べるというのもどうかと思いますが、この黒パンのスープを食べると喉が渇くのです)。
食べてもわからなかったことはふたつ。黒パンを焼く前のドロドロなのか、余った黒パンから作るものなのかどうか。デザートなのか、食事だとすれば主食なのかサブなのか。
また今度注文したときに(また食べる気満々です!)お店の人に尋ねてみようと思います。なお、サワークリームは色合いとしていいと思いました。サワークリームがないと悲しい色やねん。