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ウィーンからデュルンシュタインまでは列車と船でいくつかの行き方がありますが、今回は列車で行く方法を紹介します。出発駅は、ウィーン9区にあるオーストリア連邦鉄道ÖBBのFranz Josefs Bahnhof(フランツ・ヨーゼフ駅)。
乗り込むは、「Wiesel(ヴィーゼル)」!イタチの愛称をもった2階建ての電車。
ウィーンからデュルンシュタインまでの直行列車は走っていないので、途中で乗り換えが必要です。まずはドナウ川沿いの町、Krems(クレムズ)駅までいざ出発!
1時間ほどでクレムズに到着したら、次はヴァッハウ鉄道Wachaubahn(ヴァッハウバーン)に乗り換え。Wieselを降りたホームと同じホームの奥から出発する電車で、目的地のデュルンシュタインまで走ります。
ドナウ川沿いとぶどう畑の中を走るのが魅力のヴァッハウ鉄道は、鉄道ファンにはたまりません。走行方向左側に見えるのはドナウ川。
あたり一面に広がるぶどう畑。さすが名高いワイン産地ヴァッハウ!
美味しいワインを想像し、思わずゴクっと喉が鳴ります。
15分ほどゆるりと平和なぶどう畑の中を走ったら、デュルンシュタインに到着!
デュルンシュタイン駅は無人駅。電車を降りたら線路から直接村へと歩いていきます。村の入口からは、イギリスのリチャード獅子親王が幽閉されていた有名なケーリンガー城跡が丘の上に見えます。
こちらはデュルンシュタインのシンボル、聖堂参事会修道院教会。青い塔がそびえ建ちます。
ぶどうの実に思わず手を伸ばしてつまみたくなるほど近くにあるぶどう畑。
エレガントなアロマをもつ高品質ワインを生み出すワイナリー、「Domäne Wachau(ドメーネ・ヴァッハウ)」のぶどう畑。ハイクオリティでありながら手軽に味わえる、国際的にも評価された「Grüner Veltliner(グリューナー・ヴェルトリーナー)」は特にお勧めです。
1杯が400円もしないグリューナー・ヴェルトリーナーと、香り高いヴァッハウ産の生ハム。
魅力溢れるデュルンシュタインの村の紹介は次回のお楽しみ!