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フランスのいい物シリーズ、④です。今回ご紹介するのはTapenade タプナード。南フランス、プロヴァンス発祥のペーストです。
フランスのいい物①、②、③はこちらから
https://tokuhain.arukikata.co.jp/cotedazur/2019/11/maille.html
https://tokuhain.arukikata.co.jp/cotedazur/2019/11/_puyricard.html
https://tokuhain.arukikata.co.jp/cotedazur/2020/01/_clairefontaine.html
タプナードとはオリーブなどのペーストで、黒いオリーブを使用したものと緑のオリーブを使用したものがありますが、私のおすすめは黒オリーブのタプナードです。黒オリーブやアンチョビ、ガーリック、ケッパー、オリーブオイルなどが入っています。オリーブの塩漬けやオイル漬けの場合は緑のオリーブを私は好んでいただきますが、タプナードの場合は黒オリーブの方が風味やこくがある気がします。食べ方はこのようにCroûtons クルトンと呼ばれる小さいフランスパンを薄く切ってトーストしたものにタプナードを塗ってアペリティフなどでいただきます。
専用のクルトンはスーパーマーケットなどで手に入ります。
オリーブもアンチョビもちょっと苦手……という方もいらっしゃると思いますが、黒オリーブとケッパーの風味がアンチョビの魚臭さを消し、アンチョビが黒オリーブのえぐみを消してこくが増します。どちらも苦手な方もぜひ一度挑戦してみてください。
日本からの観光はいまだ難しい状況ですが、旅行が可能になったら、スーパーマーケットでタプナードとクルトンを購入してホテルの部屋で味見をしてみるのもいいかもしれませんね。