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《高雄・神護寺は京都で一番早く紅葉するところ》
10月25日、右京区の神護寺に行って来ました。
神護寺は、京都市右京区高雄の高雄山中腹にある山岳寺院です。
京都の紅葉は11月中旬から始まるところがほとんどですが、神護寺の紅葉は10月後半から紅葉を楽しむことができます。
朱塗りの橋「高雄橋」を渡って参道へと進みます。
さて、ここから参道の始りです。
境内へは、急こう配の石段が続き、汗が噴き出てきました。
京都の観光は、Go To キャンペーンの効果が出てきているのか、ゆっくりと戻って来ている感じがします。
マスクしながらの石段上りは、いい運動になりました。
この石段を上がったところに立派な山門が見えるのですが、いまは補修工事のため、工事用テントが被されていました。
さて、いよいよ境内です。
神護寺は、いずれも和気氏の私寺であったと伝わる「神願寺」と「高雄山寺」というふたつの寺院が天長元年(824年)に合併してできた寺院です。
高雄山の山中に、金堂、多宝塔、大師堂、毘沙門堂、鐘楼などが建つ神護寺は、平安時代の僧侶「空海」が、東寺や高野山の経営にあたる以前に住した寺でもあります。
唐で密教を修め、帰国後の809年、同寺の前身「高雄山寺」に入山し、14年間住持をし、真言宗立教の礎を築きました。
神護寺の紅葉は、室町幕府第8代将軍・足利義政は、応仁の乱の最中にさえ、高雄へ紅葉狩りに訪れたと言われる紅葉処です。
境内の紅葉は、まだ青もみじが多かったですが、ところどころで美しい紅葉が見られました。
《空海が見た錦雲渓の景色》
ぺージラストは、境内奥の地蔵院から眺める、錦雲渓(きんうんけい)の雄大な景色。
空海さんは、ここから移り行く季節を見ておられたのでしょうね。
ここでは厄除けのかわらけ投げを楽しむ事もできますよ(3枚・200円)。
神護寺の紅葉は、これからの朝晩の冷え込みで、日一日と進んで来ると思いました。
【神護寺】
・住所: 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
・拝観時間: 9:00~17:00(受付終了16:00)
・拝観料: 600円
・アクセス: JRバス「山城高雄」下車徒歩約20分