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2020年11月4日、札幌の平地でも初雪

市之宮 直子

市之宮 直子

北海道特派員

更新日
2020年11月4日
公開日
2020年11月4日
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北海道各地での雪のニュースを見た方も多いかと思いますが、10月下旬からの予報どおり、札幌では11月4日、初雪になりました。

早朝から、ちらちら降り始めた雪は落ち葉の上に落ちては解け、平地では積もるほどの量ではありませんでしたが、11月3日の午後10時を過ぎたあたりから、空気が急激に冷え込んできたのを感じていたところ、今朝4日午前7時過ぎの気温は1℃台まで下がりました。あと一歩でマイナスというところです。

今日の最高気温も7℃と10℃を下回り、寒い一日になりました。

気温が最も低かった午前7時台には、雪が降ったりやんだりする時間帯があり青空も見えていましたが、西の空を見ると雪雲がゆっくりと近づいてきていました。

そして、山々が連なる方面を見ると、その上空にも雪雲らしき雲が広がり始めました。

すると太陽が出ている東の空からも雪雲がもくもくと発生。

みるみるうちに雪雲が空を覆っていきます。

そして気がつけば、山が連なっている南西方向から雪雲が降りてきました。

緑色のマツの木のほか、まだ落葉していない紅葉した葉の上にもうっすらと雪が積もっています。

そして間もなく、平地にも雪が降り始めました。

きりりと張り詰めた冷たい空気の中で小さな粒の雪が舞っています。

初雪の頃は、気温が高くふわふわと大きな雪が降ることも多いのですが、今朝は冷え込みが厳しかったので、降る雪の粒も小さめです。

今シーズンの初雪は、ちらちらとかわいらしい初雪かと思っていましたが、最終的には真冬の雪のような降り方で、一時は向こうの森がはっきと見えなくなるほど降りしきりました。

それでもわずかに落ち葉に積もった雪は間もなく解けてしまい、例年どおり、積雪にはまだ時間がかかるようです。

1℃台の冷え込みは今日までとなり、今後は最高気温が10℃を超える日もあるとの予報が出ていますが、雪が積もる前のこの時期は、体が寒さに慣れず、北海道民にとっても寒さを感じやすい季節ともいえます。

これから気温がさらに下がり、早朝などにマイナスまで下がったりすると、道路がブラックアイスバーンになって足元はとても滑りやすくなることもあります。

積雪はまだ少し先になりそうですが、北海道へお出かけの際は新型コロナ感染防止対策のマスクなどに加え、足元の防寒や滑り止め、厚手のコートやダウン、手袋・マフラーなどの防寒対策をおすすめします。

また、気温が下がり雪が降り始めると、空気の乾燥も激しくなってきます。

喉のケア対策も行いながら、安全な旅を楽しんでください。

なお、現在、北海道では新型コロナウイルスの感染拡大が広がっており、10月28日より「警戒ステージ2」に引き上げられています。そのあとも感染拡大が続いているため、来道予定がある方は、北海道が発表する新型コロナ感染症に関する情報の確認を行ってください。

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