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Suet Mae!(シュマイ!こんにちは!)
ウェールズでは2020年10月23日から実施されていた17日間の短期的ロックダウン「ファイヤー・ブレイク(Fire Break)」が当初の予定どおり、8日の日曜日に終了となりました。
そして、翌9日、厳しい外出制限は解除され、飲食店や小売店も営業を再開しました。
ただ、隣国のイングランドが12月はじめまでロックダウンが続けられるため、しばらくはウェールズも"ステイ・ローカル"となります。
ウェールズ自治政府は今回のロックダウン解除にともない、あらたな緩和政策を発表。
会見でマーク・ドレイクフォード首席大臣は「ファイヤー・ブレイクが終了しても、コロナウイルスはまだ存在していることを忘れてはならない」とし、「私たち全員が可能な限り安全に暮らすことを学ばなければならない。」と述べました。
そして、「あらたな政策はその助けとなり、国民全員が何ができるかではなく、"何をすべきか"をいまこそ考える責任がある」とウェールズ国民に訴えかけました。
"ウェールズの安全を守るため"とあらたに発表された政策は以下の内容です。
・ 可能な限り少人数で行動し、常に社会的距離2mを保つ。
・ 可能な限り、外出や移動は避ける。
・ 可能な限り、自宅で仕事をする。
・ 庭を含む自宅では2家族のみ集まることができる。
・ 屋外は最大4人まで会うことができる。また社会的距離やマスク、手洗いなどの衛生管理についての規制を遵守したカフェやパブ、レストランも含む。
・ 最大15人までが屋内で、最大30人までが屋外でのグループ活動に参加することができる。ただし、社会的距離や衛生管理などの規制に遵守した場合に限る。
画像提供:ウェールズ自治政府公式ウェブサイト(https://gov.wales/)
いまだ猛威をふるうコロナウイルスの第二波を"一気に火消し"するため、実施されたウェールズの「ファイヤー・ブレイク」ですが、その結果が確認できるのは数週間あととなります。
ただ、2度にわたるロックダウンを今後の行動で無駄にしないよう、またイギリスの人たちが一年で最も楽しみにしているクリスマス休暇を家族や友人、大切な人たちとともに過ごすためにも、いまが大事な時期であることをしっかり自覚して、引き続き慎重に行動するだけです。
皆様もどうか健康に気をつけて、お過ごしください。