キーワードで検索
京都の紅葉は、多くのところで「見頃」と「色つき始め」を迎えています。
これから23日の連休にかけてたくさんの観光客が来られると思います。
京都で紅葉巡りをしていますと、寺院などでは拝観料が必要なところが多くあります。
安いところで400円。多いのが600円から800円。そして1000円。高いところでは2000円のところもあります。
紅葉観光に友達や家族や親戚を案内しての観光地巡りとなると、けっこうな出費となります。
今日のぺージでは、右京区エリアの嵐山から嵯峨エリアで拝観料無料のところの紹介です。
渡月橋近くの法輪寺へと入ました。
法輪寺は、渡月橋のすぐ近くに位置する山の中腹にあります。
「枕草子」や「今昔物語」などにも登場する古いお寺で、弘法大師空海や、空也上人にもゆかりがあります。
行事として有名なのが「十三まいり」と「針供養」です。
参道に枝垂れる、もみじが美しいです(写真は2020年11月12日撮影)。
長い石段を登って行くと……
市内が一望できる舞台があります。
ここからは、遠くは比叡山や眼下には渡月橋も見えますよ。
【法輪寺】
・住所: 〒616-0006 京都市西京区嵐山虚空蔵山町
・拝観料: 無料
・時間: 9:00~17:00
・交通アクセス:
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩5分
京福電気鉄道嵐山本線「嵐山駅」下車、徒歩4分
阪急嵐山線「嵐山駅」下車、徒歩2分
京都バス・市バス「嵐山」バス停下車、徒歩3分
《渡月橋》
法輪寺から降りて、渡月橋を渡ります。
嵐山のシンボルの渡月橋。長さは155m、幅11mの木製の橋です。
渡月橋の名の由来は、平安時代初期に亀山上皇が、月が橋を渡るように動いていく夜景を見て、「くまなき月の渡るに似る」と述べたことから来ているそうです。
渡月橋から中之島公園一帯および亀山公園では、すばらしい紅葉景色が広がっています。
渡月橋から嵐山通りを歩いて、竹林の小径へと入りました。
嵯峨野と言えば竹林の小径ですね。
小径は、野宮神社から大河内山荘へと結ぶ竹林の中の道で、最も嵯峨野らしい雰囲気を醸し出しています。
竹林の小径を抜けて、愛宕古道を歩き嵯峨鳥居本に着きました。
ここまで来ると、観光客の方も少なくて静かな紅葉景色に出合えます。
渡月橋から嵯峨鳥居本までの距離は、ゆっくり歩いて50分。
早歩きなら40分という感じでしょうか。
朱色の鳥居と紅葉が見事です。
見上げると、この紅葉万華鏡の世界。
鮎の平野屋さんの茅葺屋根と紅葉景色が何ともいい感じ。
このエリアは山が近くで、午後3時過ぎると陽が陰って来ますので、早めに行ってくださいね。
嵯峨鳥居本から、愛宕古道を戻って清凉寺へと来ました。
清凉寺は、嵐山からまっすぐに進んだところにある浄土宗の寺院。
建てられたのは987(寛和3)年。
大きな仁王門は1776(安永6)年の再建で、門の左右には仁王像(金剛力士像)が置かれています。
また「源氏物語」において光源氏が造営した「嵯峨の御堂」のモデルとも目されている寺院です。
広い境内では色づいた紅葉に出合えます。
【清凉寺】
・住所: 京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町
・拝観時間: 9:00〜16:00
・拝観料: 境内自由/本堂の拝観料400円、釈迦如来立像の拝観料1000円、霊宝館の入館料400円
・アクセス: (電車)JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅より徒歩約15分、京福電鉄嵐山駅より約15分
(徒歩) 渡月橋から徒歩約15分
今日は、右京区・嵐山・嵯峨エリアの、無料でもこんなに美しい紅葉に出合えますというぺージでした。
こちら↓は、2019年に紹介した「無料でもこんなに美しい紅葉! お金をかけない紅葉巡り」です。
※紅葉の時期の京都は、駐車場も空きが少なくて道路も混雑しますので電車での移動が便利です