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EU外からのフランス入国には72時間以内の陰性証明が必須に 国内は18時から外出制限【新型コロナ対策】

守隨 亨延

守隨 亨延

フランス特派員

更新日
2021年1月15日
公開日
2021年1月15日
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フランス国内における感染拡大の状況と、イギリスおよび南アフリカからの変異種へ対応するため、今後フランスでは、さらなる入国時の検疫強化と、国内での夜間外出制限の強化が行われます。ここ直近1週間において、フランスでは1日平均1万6000人の新規感染者が出ています。

2021年1月14日にカステックス首相と関係閣僚が発表した、今後の感染対策をまとめました。

仏入国には72時間前の陰性証明が必要

1月18日から、EU域外からフランスに入国する際は、出発72時間以内にPCR検査を受け、航空機または船舶の搭乗前に陰性証明の提示が求められます。またEU域外からフランスに入国した際は、フランスに入国後7日間は自主隔離を行い、そのあとさらにPCR検査の受検が必要です。フランス領であるマヨットおよびレユニオンからフランス本土への渡航にも、陰性証明が必要となります。

出発国において検査が受けられない場合は、現地のフランス大使館領事部にて渡航証明を入手しなければならず、この場合、入国後は政府が定める施設で7日間の隔離措置を取らなければいけません。

全国的な夜間外出制限の強化

1月16日より、18:00から翌6:00の夜間外出制限措置が全国的に導入されます。この措置は、少なくとも15日間継続される予定です。1月16日以前までの適用地域は、「フランスでの飲食店再開は延期へ 新型コロナ制限措置の改定まとめ」を参照してください。

18:00からの夜間外出制限において、例外的に外出が認められる理由は従来と変わらず限定的です。仕事からの帰宅や保育園への子供の迎えなどは可能ですが、個人的な理由による外出はできません。

商店や商業施設は18:00に閉店となります。商店などでの営業時間が短縮されることで多くの人が密集しないように、昼休憩時の開店が推奨されます。また、県知事による地方関係者との協議を経て、例外的に日曜日の営業も認められます。

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