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1日の感染者数を700人以下に抑えるという目標を達成すべく、政府が延長を決めたオーストリアのロックダウン。ルールも厳しくなり、スーパーや公共交通機関を利用の際、いままでは鼻と口を覆うものであればどんなものでもよかったマスクが、本日2021年1月25日から、ついにFFP2マスク(Filtering Face Piece)に指定されることに。1mだった他人との間隔も、今日から2m空けることになっています。今回は、ウィーンの町なかの今をお伝えします。
まずこちらは、現在のウィーン国立歌劇場前。通常なら観光客のフォトスポットとして有名なこの場所ですが、いまは写真を撮る人の姿はなく、閑散としています。
普段は人がたむろする国立歌劇場横にある広場。この時期にしては珍しく、気温が10℃を上回った暖かめのこの日も、広場に座ってお喋りする人たちの姿は皆無。
コロナ禍が背景にあるのかははっきりとはわかりませんが、31年の歴史ある有名な歌劇場ショップも昨年末に閉店してしまいました。
クリスマス直後から続く店舗の休業で、ウィーン中心部も閑散。いまだにクリスマス商品が飾られているショーウインドウも珍しくありません。
こちらは、ザッハートルテで有名なホテルザッハー併設のカフェのショーウインドウ。新しい年が明けても残されているクリスマスツリーの姿が切ないです。
中には休業中でも、Click and Collectを採用し、オンラインで商品を注文後に店舗まで受け取りに行くことができるショップも増えてきています。こちらの花屋さんは、迫るバレンタインデーの売り上げを救うべく、予約注文と配達を貼り紙でアピール。花屋のデリバリーなんて、1年前は誰が想像したでしょう。
こちらはウィーン1区にあるコロナクイックテスト会場。市が提供する無料のテストや、ラボによる、より詳細な有料テストなどを受けることができます。
今後、政府からは1週間ごとに先の方針が発表される予定ですが、まだまだ終わりが見えないコロナ禍に不安を覚えるばかり。どうか、皆様もお体ご自愛ください。