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全国的にとても寒い冬になった今シーズン。
冬の寒さはなかなか厳しいものがありますが、ひとたび自然に目を向けると、厳しい寒さのなかだからこその美しさを発見することも。
寒さを堪えていると、余計に美しく見えてくるのかもしれませんが。
今回は北海道の冬の厳しい寒さのなかで、青色が印象的な風景をこれまで撮った中から集めてみました。
どうぞ暖かくしてご覧ください。
「樹氷」。猛吹雪のあとに見られる光景です。木の枝に花が咲いたように雪がついていますが、風が吹いたり、気温が上がったりすると、次第に落ちたりとけたりしてなくなってしまいます。
吹雪のあと、風がなくほどよい寒さの日に見ることができます(撮影地:札幌)。
どんよりと鉛色の雲の下、雪がちらつく斜里町ウトロの海です。
激しく波を寄せている海の色は、思いがけず一部だけがグレーではなくエメラルドに近いブルーでした。
ちょっとした光の加減で、思いもよらない風景に会うこともあります。
氷点下15度の朝、占冠村で見た「霧氷」。
「層雲峡温泉氷瀑まつり」(上川町)で。
井戸を掘って汲み上げたきれいな水で作る"氷瀑"は、より美しい青色になるそうです。
2021年の層雲峡温泉氷瀑まつりは、1月31日(土)~3月14日(日)まで開催しています。
こちらは「千歳・支笏湖氷濤まつり」。
氷になった湖水の支笏湖ブルーです。
「千歳・支笏湖氷濤まつり2021」は、1月29日(金)~2月23日(火・祝)まで開催しています。
今年も北海道にこの季節がやってきました。
2021年の流氷接岸初日は、1月26日に紋別で確認されたそうです。
(撮影:北見市常呂町)
コントラストが美しい雪と空。雪をかぶった樹木が印象的です(撮影地:安平町)。
ほんのり青みがかった(?)吹雪の中の木立ち。栗山町の冬の畑で。
小樽市の銭函付近で見かけた光景です。
天気がよく、空と海が真っ青ですが、その中間にある雲は雪雲です。
石狩湾小低気圧の発生によって生まれ、豪雪をもたらす雲です。
例年、北海道では厳寒期に氷で作った建物が出現することも。
アイスバーやホテルになったりします。
夜、深い藍色に染まった氷の建物は見るからに寒そうですが、なぜかワクワク感は倍増します。
いつも見るような何気ない風景ですが、新雪が被った山々の白さは、いつもの空をよりきれいに見せてくれます(札幌・手稲山山系)。
このスポットの夏の風景は、世界的な知名度を誇りますが、こちらは冬の風景。
美瑛町の「白金青い池」です。
今シーズンも夜間ライトアップを実施中。ライトアップは4月末までの予定です。
真冬の北海道大学構内。行きかう人も疎らです。
特にこの日は陽光が差してはいますが、地吹雪が空まで舞っています。
雪に映る木の影も青です。
天気がいい冬の日、青空を引き立ててくれるシラカバのコントラスト(札幌市西区)。
釧路市の幣舞橋から見た釧路川の蓮葉氷(はすはごおり)です。
丸い氷の縁がめくれあがっているところが蓮の葉に似ています。
英語では「パンケーキアイス」というそうです。
いかがでしたでしょうか。
冬、降雪地域では色彩が極端に少なくなるので、その分、青色が余計に印象的に映るのかもしれません。
北海道外から訪れた方には、どのように映るのでしょうか。
緊急事態宣言が明けたら、北海道の青色の風景を探しに、ぜひいらしてください。