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"日本遺産「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま"の構成文化財を紹介していますが、古代山陽道を東へ進むと赤磐市に入ります。
赤磐市の旧山陽町地区には、日本遺産の両宮山古墳を始めとする数々の遺跡があります。
観光案内所で自転車を借り、サイクリングをしながら巡ってみようと思って訪れましたが、この日、2021年1月4日はまだお正月のせいかお休みでした。残念!
ここには、両宮山古墳という県下で3番目に大きな前方後円墳があります。
この土手の内濠の奥が古墳です。堤の高さは平屋建ての建物の屋根よりも高いですよ。
土手の周りから北の道に入り込むと標識がありました。
正面に古墳が見えます。農家の庭先を通過した先になります。
右手にこんもりとした小山が見えます。
あれは両宮山古墳の倍塚の和田茶臼山古墳になります。
墳丘への入口が見えました。
この辺りが前方後円墳の作り出し部分になります。
もともとあった丘陵の上に盛り土をして作られた古墳だそうで
墳丘は三段築成で全長349mです。
前方側のコーナーを回ると鳥居がありました。
古墳の上に神社があるのは、造山古墳と一緒です。両宮神社といいます。
現地では祭神がよくわからなかったので、帰って神社庁のウェブサイトを見ると伊勢神社と載っていて、戦国時代に和田伊織が、ここを居城にしていたことが書いてありました。
御祭神も祭典の欄も空白でした。
満々と水をたたえていると思っていた内濠は、ほとんど水がありません。
奈良や大阪ではよく見られる周濠を持つ古墳は、吉備地方に少ないので貴重な存在です。
墳丘を登り後円部側へ行こうと思いましたが、思った以上い急峻で見晴らしもよくなさそうなので、途中まで登るもやめてしまいました。
墳丘を降り、東側から後円部側の全景です。
内濠を眺めに中堤を登ります。
あらら、見事に水がありません。雨が降らないせい?
こんな両宮山古墳の姿は珍しいかも~。
中堤が100mは続き、部分的に畑になっています。古墳の所有権ってどうなっているのでしょうか?
葺石のようなものが設置されています。でも、これは古墳の裾を保護するための保存工事でした。
本来の両宮山古墳の姿は左側のように内濠に水をたたえています。
この中堤の外側には、更に外濠がある二重の周濠でした。
ここにもお約束の日本遺産の案内板がありました。
■両宮山古墳
・住所: 〒709-0824 岡山県赤磐市穂崎
・電話番号: 086-955-0710(赤磐市教育委員会社会教育課)
・URL: 赤磐の文化財公式ウェブサイト
・交通アクセス: (車)山陽自動車道山陽ICから約10分/(公共)JR瀬戸駅からタクシー約10分
・駐車場: 「稚媛の里」駐車場を利用、普通車25台 大型バス1台