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荒子観音寺(名古屋市中川区)–現存する円空仏の4分の1以上がここにあります

hossie

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東京特派員

更新日
2021年2月13日
公開日
2021年2月13日
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荒子観音寺は、正式名称を浄海山円龍院観音寺と言い、天台宗のお寺で尾張四観音のひとつです。

1250余体の円空仏が有名で、寺に現存する円空仏は国内でもトップの数を誇ります。

本堂には釈迦如来・大黒天の二像が安置され、山門には仁王像二体が安置されています。

高さ3mを超える仁王像は、最大の円空仏としても知られています。

●荒子観音寺の山門(仁王門)

●仁王門に納められている高さ3m超えの仁王像

●本殿(火災により焼失し1997年に再建されました)

●円空仏拝観所(写真撮影はできません)

●円空仏の公開日には、体験教室で作品を作れます

戦乱に巻き込まれたこともあって、一時期寺は衰退しますが、荒子城主であった前田利家が越前に移るときに本堂を再建し、以降も地域の観音様として親しまれてきました。

その後、濃尾大地震(1891年)や三河地震(1945年)などにより倒壊するも、都度再建されてきましたが、平成6(1994)年に本堂が消失、平成9(1997)年に再建されました。

また、多宝塔は名古屋市内最古の木造建築物であり、国の重要文化財に指定されています。

荒子観音寺の円空仏は毎月第2土曜日の午後1時から4時まで公開(写真撮影は不可)されており、円空仏の公開日には境内で円空仏を彫る体験教室が開かれています(新型コロナウイルス収束まで休止)。

なお、今回の記事掲載については、関係者の方から許可をいただいています。

■荒子観音寺

・住所: 名古屋市中川区荒子町宮窓138

・℡: 052-361-1778

・アクセス: ①あおなみ線「荒子」駅下車徒歩約10分 ②地下鉄東山線「高畑」駅下車、4番出口より徒歩約10分

・営業時間: 境内は7:00~17:00、円空仏は毎月第2土曜の13:00~16:00

・料金: 円空仏の拝観は500円

・駐車場: 無料駐車場有(50台)

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