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双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」へ行ってきました。
端的に言うと"福島第一原発事故に関する資料館"で、公益財団法人の運営となります。
撮影禁止の場所が多くネタ的には味気ない……ところですが、チェックしておきたいポイントです。
昨年2020年9月20日のオープン以降滑り出しは順調のようで、菅総理も同月中に視察済みです。
また、震災から10年の節目に各界著名人の来訪も見込まれます。
ちなみに、館内をサクッと見て回ると小一時間ほどとなるようです。
語り部の口演を含め、展示資料をじっくりと見て回った場合は2時間以上を要します。
著名人の方々も、パフォーマンスより内容理解に重きを置かれるよう期待したいものです。
東京オリ・パラにおける復興アピールと風評払拭の狙いも透けてみえる伝承館。
しかし、その展示内容や構成についてはメディアも含め否定的な意見が少なくないようです。
また、語り部の話す内容が行政側の検閲を受けていた事実も明るみとなっています。
県民のひとりとして思うところはありますが、ここではフラットな姿勢にとどめたいと思います。
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伝承館に隣接する双葉町産業交流センター(F-BICC)へも足を運んでみました。
フードコートや売店などもあり、伝承館とセットで巡るのがおすすめです。
(将来的に東電の福島復興本社も移転してくるようです)
まずは、屋上より周囲の様子を俯瞰します。
施設南側では、中間貯蔵施設の建設工事が行われていました。
樹林帯の先が福島第一原発となります(原発まで約4km)。
排気塔など原発の一部施設が肉眼で確認できます。
防潮堤工事が行われている太平洋側です。
防潮堤との間では、復興祈念公園の工事も進んでいます。
いまだ残る震災の爪痕が見て取れます。
阿武隈高地へと続く西側の様子です。
北西側に東日本大震災・災害伝承館