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こんにちは!岡山特派員のmamiです。
新年度が始まりましたね。今年度もよろしくお願いします。
2021年3月下旬に赤磐市の友人から、「例年よりも10日も早く桃の花が満開になったよ」と連絡が入っていたものの、黄砂の影響が少なくなった3月31日にやっと撮影に行くことができました。
高倉山のすそ野は、桃の花に染め上げられ、辺り一面に桃色の絨毯が広がったような景色です。
ここは赤磐市の西山地区ですが、ここだけではなく、岡山市の一宮地区、倉敷市玉島地区でこのような風景が見られるので、桃畑は岡山県南の春の風物詩です。
ちなみに昨年の12月に紹介した「吉備風土記の丘」も桃の生産地です。
桃畑の中では農家の方が作業に勤しんでいらっしゃいました。
開花中の桃畑は、農繁期で、受粉の作業をされているところです。
このように団子状に咲いた桃の花をほどよい間隔をあけて摘花する作業も行われます。
最終的には、ひとつの枝にたった1~2個の桃を実らすそう!
こうやって、桃の花一輪一輪を見つめて育てていく姿は、まるでわが子をいつくしむようです。
桃畑の中には多くの棒が立っています。
これがなければ、もっとスッキリと見渡せる桃畑ですが、これは防蛾灯(ぼうがとう)といい、蛾が苦手な太陽と同じ波長の黄色い光を発して、大切な桃の実に虫を寄せつけないために点灯します。
この防蛾灯の明かりは夏の風物詩で、カメラマンも多く訪れます。
私もドライブ帰りに偶然この景色を見たとき、斜面に不夜城のように輝く桃畑に驚いたものでした。
麓の桃畑から、山の方を見ると直径22mの巨大な桃が見えます。
ガスタンクをペインティングしたものですがインパクトがありますね。
ちなみに最初の桃畑を見下ろした写真はガスタンクの下の道から撮ったものです。
右側の高倉山は山頂までハイキングコースとして整備されています。この山に登れば桃畑の風景がもっとよく見えるのでしょうか?
桃畑の中のマンホールは、赤磐市の特産品、桃とぶどうでした。
近くには桃をはじめとするフルーツ狩りのできる農園も数多くあります。
2月に紹介したばかりの赤磐市山陽地区ですが、まだまだ魅力的な場所が多いので4月も春の見どころを紹介したいと思います。
・住所: 〒709-0834 岡山県赤磐市鴨前、西中地区
・電話番号: 086-955-6175(赤磐市商工観光課)
・アクセス: (車)山陽自動車道山陽ICから約10分/(公共)JR瀬戸駅からタクシー約15分
・時期: 桃(モモ)の花 4月上旬