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こんにちは。
今日は、赤磐市でテキスタイルデザイナーをされている「音の絵」さんを紹介しますね。
音の絵のデザイナー間野菜々江さんとの出会いは4年ほど前の展示会です。
人柄とレーステキスタイルの美しさに魅かれ、すっかりファンになり、季節ごとに出るテキスタイルを楽しみにしています。
ちなみに4月初めのに紹介した桃畑の見える丘を教えてくださったのは菜々江さんです。
コロナ禍で市販の洋服を試着して買うことに抵抗を持ち、気がつけばここ一年、洋服を購入していませんでした。
そこで今回は、ワンピースのオーダーをするためにアトリエに伺いました。
もう、エントランスから"welcome mode"たっぷりでワクワクしてきます。♪
玄関です。入った途端にセンスのよさが感じられます。
ホールにはテキスタイルを使った作品が並んでいます。
ヘアゴムやブローチ、針山など。
いつもは、新たなテキスタイルができあがるたびに気にいった"ヘアバンド"や"ヘアゴム"を買い求めて楽しんでいます。
珍しいコレクションを見せていただきました。足袋を縫うためのミシンです。
玉島の方から譲っていただいたと伺いました。
倉敷市玉島は昔から綿花の栽培が盛んで、足袋などの織物製造から現在に繋がる繊維産業の礎を築きました。
ちなみに私の足袋も玉島の生産者さんから買っています。
数あるレーステキスタイルの中から選びますが、こちらの生地はすべて「音の絵」さんのオリジナルです。
西日本で唯一となったエンブロイダリーレース織機を使って織られています。
目当ての布地は売り切れで、次の生産も決まっていなかったので、あれこれ鏡の前で布を当ててみて手触りと顔映りで決めていきます。
思い描いたデザイン画を持ってきましたが、偶然にもデザイナーの奈々江さんが自分用に作ったというカシュクールワンピースがあり、「これ、これ、こんな感じ~」と試着させていただき、ウエストの切り替えは低めに、袖口はフレンチスリーブで、丈はあと5㎝ほど長く……と、細かい希望を出してオーダーしました。
こんな繊細なレースリボンもありますよ。
このレースは洋服や小物につけたりしますが、私は2年前の夏、長く使っていたラフィアの帽子のリメイクに使いました。
コーヒーブラウンのスプレーの染料を数回塗り重ねて色褪せを隠し、レースを縫いつけて完成です。さすがに新品には見えませんがヘビロテしています。
アトリエの中にはテキスタイルで作ったバッグやポーチなども並びます。
マスクもいろいろとあります。
私もオーダーしたカシュクールワンピースと同じ生地で作っていただくことにしました。
夏場は鬱陶しいマスク姿もワンピースとお揃いなら、ちょっとオシャレじゃないですか?
ブックカバー、ペンシルケースなど文具類もありました。
そして……
1ヵ月半ほどしたらできあがりの連絡が入り、試着のため再び伺います。
身幅と袖口が大きかったのと、スリーブが長めだったのでお直しをお願いします。
脇の縫い目を利用したシームポケットを両方につけてくださっているのはうれしかった~。
d(´▽`)b ベリーグッチョ♪
それから1週間でお直しも終わり、身にピッタリとしたワンピースができあがりました。
下に重ね着ができるので、夏だけでなく今頃から着られそうです。
選んだテキスタイルは、「雨の花」というレースのアイボリーです。
雨の滴が水面に落ちて、波紋のように広がるさまをデザインしています。
生地も柔らかい加工を施した綾織の涼しげなものです。
画像 「音の絵」さん提供
最近は〈ぼあーんぼあーん〉というテキスタイルが新たにお目見えしました。
イラストレターの大神慶子さんが赤磐市の桃畑からインスピレーションを受けて描かれたものをデザインされています。
左から2番目のパールピンクがすてきですね。
また、今週から始まる岡山天満屋での円山マルシェに「音の絵」さんも出店されます。
出店日は2021年4月21日~26日です。その間は、赤磐のアトリエはお休みとなるそうです。
マルシェについてはこちらからどうぞ。
■音の絵
・住所: 〒709-0802 岡山県赤磐市桜が丘西1丁目9-7
・電話番号: 086-958-5278
・URL: 音の絵