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この春からフランス語学習を始めた方も多いと思います。
フランスで、フランス語をフランス語で習った経験がある私ですが、日本人にとってフランス語習得自体、簡単ではありません。同じ学校の日本人生徒で、「先生が書く筆記体が読めない!」という人がいました。ホワイトボードに先生がさらさっと文章を書いて、それについてフランス語で答えるとか授業ではよくありました。その日本人生徒はブロック体で書かれていれば問題ないのですが、筆記体解読?のために時間がかかってしまったり……。確かに日本で英語などを専攻していなければ、英語の筆記体になじむ機会もあまりないかもしれません。しかも、フランス語の筆記体は英語の筆記体と少し違うのです。これはフランス語筆記体を練習するために書店で売られている子供用テキストに倣い、忠実に書かれたものです。
英語の筆記体より丸っぽい感じです。これはあくまでもフランス語の伝統的筆記体の一例で、日本人が崩して書く漢字と同じく、フランス人も人や年代によって微妙に違います。子供や若年層は手紙などを手書きする場合、ほぼブロック体に近い形の筆記体で書いたりすることが多いです。年配の方は伝統的な筆記体でクリスマスカードを書いたりしているのを見ます。フランスのある高級レストランではメニューが筆記体でエレガントに書かれていて「まったく読めなかった」という日本人観光客に出会ったことも。
将来フランスに留学したいとか、渡航するならばフランス語の筆記体に慣れておいた方がいいでしょう。
フランス語大文字筆記体「X」はこんな感じ。
こちらは大文字の「H」
気に入っているノートなどでフランス語筆記体の練習をするのもいいですね。楽しみながらフランス語学習を続けていきましょう。フランスへの旅行が可能になったら書店の子供書籍コーナーで筆記体練習テキストを探してみてください。書き順などもわかりやすく書かれているのでおすすめです。