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赤磐市の旧山陽町には他にも見どころがあります。
備前国分寺跡から南に300mほどの場所には、備前国分尼寺跡があったのではないかと推測されている場所があります。
国分寺と同じ瓦や礎石が左の仁王堂池と右の田んぼ付近から出てきています。
水鏡のように水面に青空の映る仁王堂池が印象的でした。
さらに南へ歩くと朱千駄古墳です。
竹藪におおわれた墳丘全長85mの前方後円墳です。
中からは、この古墳名の由来となった大量の朱や銅鏡、玉類、刀剣類が出土しといいます。
お次は東へ東へ1km弱の場所にあった小山古墳です。
葡萄畑の中のあぜ道を通り抜けて行きます。
ここ旧山陽町は桃や葡萄、梨の栽培が盛んです。
以前も紹介しましたがフルーツの直売所もたくさんあります。
古墳の上にはお稲荷さんがありました。
神社の周りには石棺らしき石の破片が散乱しています。
盗掘されたのかな。それとも、お稲荷さんを建てるために破壊したのかな?
この石棺の石は九州の阿蘇溶結凝灰岩と説明板にありました。
阿蘇から瀬戸内海を通り備前まで、この重たい石を1500年も昔の人は人力で運ぶことができたんですね~。
小さな古墳だけど、権力のある人が葬られていたのでしょう。