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コーヒー屋さんなのにパンもおいしい、しかも自家製パン、朝7時にオープンという「3Bird」を紹介します。北海道・余市町にある朝7時からオープンしているコーヒーショップです。
一見、とても昭和チックな雰囲気を醸し出している「3Bird」。
自家焙煎のコーヒー屋さんで、イートインも可能とのこと。
お店の前には、テラス席がありました。
これからの季節は、テラスでコーヒーブレイク、すてきですね。
そこで最初のインパクト。
「コーヒー豆の自動販売機」!
とても懐かしいような、昔見たことがあるような自販機です。
でも、このタイプで実際に稼働している自動販売機は久しぶりに見たので、そのフォルムに感動。
よく見ると、コーヒー豆だけではありません。
パウンドケーキやドーナツもあります。
お店が閉まっている時間帯にも、豆もスイーツも買えるなんて、ちょっとうれしい。
旅の途中で、閉店後に通りかかっても購入できる可能性がありますね。
お店の外観を見ただけでワクワクしていましたが、店内に一歩入った瞬間から、そのデザインに引きつけられました。
自家焙煎のコーヒーは、豆の購入はもちろん、店内でハンドドリップコーヒーや水出しアイスコーヒーなどを飲めるほか、テイクアウトもできます。
店内でホットコーヒーをいただく場合は、こちらのオリジナルマグカップに入れてくれます。マグカップは購入もできます。
コーヒーの種類は、キリマンジャロ(豆100g 450円)、マンデリン(100g 600円)、メキシコ有機(カフェインレス/豆100g 700円)、このほか、オリジナルブレンドが「ECHO」(豆100g 600円)、GIANT BRNY(豆100g 500円~)など。
店内では、生豆(ペルーオーガニック、エクアドル アンデスマウンテン 各480円)も販売していました。
黒松内(※)の名水で淹れるコーヒーは、これらの豆から選んでオーダーできます(※黒松内町は、余市町から南西へ約86kmの場所にある「ブナ北限の地」として、また名水で知られる町です)。
「迷ったらインスピレーションで選んで」というお店の方のアドバイスに従い、直感でマンデリンベースの「ECHO」をお願いしました。
ブラックでいただきましたが、アレンジコーヒーも各種楽しめます。
なお、モーニングコーヒー(朝9時まで)は、200円!
コーヒーを選びながら気になっていたこの食パン。
こちらが噂で聞いていたしばしば売り切れもあるという自家製食パンです。
食パンのほかにもパウンドケーキやドーナツがいろいろありますが、お店の一角にこの食パンで作った「サンドイッチ」が何種類もありました。
そのボリューム感とおいしそうな具材に目が釘付けになりました。
この日並んでいたサンドイッチは「余市北島ぶたのしょうが焼きサンド」(380円)、「余市むらかみ農園自然卵使用 厚焼き玉子とチェダーチーズのサンドウィッチ」(300円)、「自家製ロースハムのおいしいサンドウィッチ」(390円)。
全種類を食べてみたくなったなか、選んだのは「厚焼き玉子とチェダーチーズ」。
むらかみ農園さんの「平飼い卵」を使用した厚焼き玉子は、本当に厚く、ふわふわでおいしい! チェダーチーズとも相性ぴったりです。
そこに香ばしい食パンの味わいが加わり、また食べたい!と思う一品。
そしてこちらも同じくおいしかった「自家製ロースハム」サンドイッチ。
厚焼き玉子に劣らず具材のボリュームがすごいです。
ロースハムも野菜もチーズとパン。とてもバランスがよい食事になります。
メニューを見てどうしても飲みたくなった「檸檬珈琲」(レモンコーヒー/600円)。
「3Bird」さんオリジナルのドリンクです。
広島県産の無農薬レモンで作った自家製レモンシロップと黒松内の水で水出ししたアイスコーヒーをブレンドしているそうで、コーヒーの風味と爽やかなレモンを同時に味わえるドリンク。
浮かんでいるレモンを気にせず、しっかり混ぜてからいただきます。
レモンもしっかり味わいました。
「3Bird」さんを訪れたら、きっとまた飲むと思います。
コーヒーのお供につまんだ「塩キャラメルカシューナッツ」(280円)。
ローストカシューナッツも販売しているのですが、こちらはそれをキャラメリゼ。さらにフランス産ヴェルトンヌの塩がふられているのが味の決め手。
キャラメリゼのほろ苦さとヴェルトンヌの塩がカシューナッツの甘さを引き立てています。
一般的な「キャラメル」の甘さはなく、食べ始めると止まらなくなるので要注意。
テイクアウトできるので、朝食やランチ、コーヒーブレイク用のスイーツなど、ドライブの途中にもぴったりのメニューです。
パンもコーヒーもしっかり堪能し、大満足でしたが、満足感の要因は、お店から醸し出される雰囲気にもあると思います。
もともと魚屋さんだったというお店は、昭和の雰囲気があちこちに感じられる建物ですが(特にガラスブロックが懐かしい!)、そこを古民家カフェではなく、居心地よいアートな空間になっているところが魅力的です。
お店の商品もいろいろなものがディスプレイされ、それぞれの色味は決して統一感があるもの同士ではないように思うのですが、配置のバランスなのか、とても心地よく目に映りました。
「3Bird」さんのステキな雰囲気をちょっとでもお伝えできたらと思い、お店の印象深かったところ(ほとんどでしたが)を写真で紹介します。
「3Bird」さんのインスタグラム(3bird.yoichi)もステキなので、ぜひチェックしてみてください。
コロナウイルスの感染拡大が落ち着いたら、ぜひ北海道旅行の行先に余市も加えてみてください。
そして余市を訪れる際は、ちょっとだけ足を延ばして「3Bird」にも立ち寄ってみてください。