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こんにちは~北杜・山梨特派員の水月です。
今回は「大型連休なのに、どこにも出かけられないよー」という方のために、山々の様子をお届けしようと思います。今年は5月5日に二十四節気の立夏を迎えます。暦の上ではもう夏なんですね。けれど、この季節の山々はまだ雪を冠しています。
上の写真は、山梨県北杜市明野町から見た八ヶ岳連峰は最高峰赤岳です。まだまだ真っ白。雄々しく美しいです。今朝2021年5月3日に撮りました。
カメラのズーム機能を使わずに撮ると、このくらいの大きさに写ります。
でも、肉眼ではこのくらいの大きさに見えるんですよ。
八ヶ岳連峰って、いくつもの山々が競い合うように空へ向かってそびえ立つ様子がかっこいいですよね。大好きな山です。
最高峰赤岳と並ぶように左に見える権現岳。ちょっとワイルドな雰囲気がすてきです。
同じ場所に立って左を向くと、南アルプス連峰が望めます。
肉眼で見ると、このくらいの大きさかな。
アップにした南アルプス連峰の左手に見える鳳凰三山です。お釈迦様が横たわったようにも見えると言われています。左から、薬師岳、観音岳、地蔵岳の3つの山が連なっています。
鳳凰三山の右手。左から、アサヨ峰と甲斐駒ケ岳。
場所を変えて、富士山も撮りました。同じ明野町の上手地区から見た富士山です。
富士山も、真っ白ですね。
山々はこれから雪解けを迎えます。
俳句の春の季語に「山笑う」という言葉があることをご存知ですか?
暖かな陽の光を浴びて草木は芽吹き、鳥や動物たちは恋の季節に浮き立っている。そんな動植物が棲む春の山は生き生きと笑っているかのようだ、との意味を持つ言葉だそうです。
いくつか、俳句を引用してみましょう。
山笑ふ ふるさとびとの 誰彼に 楠本憲吉
腹に在る 家動かして 山笑ふ 高浜虚子
余生とは 歩くことらし 山笑ふ 清水基吉
春山の息吹に、山々とともに微笑んでいただけたらうれしいです。