• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

京都も観測史上、最も早い「梅雨入り」

Akio

Akio

京都特派員

更新日
2021年5月16日
公開日
2021年5月16日
AD

大阪管区気象台は2021年5月16日、近畿地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。

今年の近畿地方の梅雨入りは、観測史上で最も早い梅雨入りで、平年(6月6日頃)より21日早く、昨年(6月10日頃)より25日早いそうです。

東大路通りから八坂通りに入り、八坂の塔へと歩きました。

石畳の小路の奥に、八坂の塔が見えます。

高さ46mの塔が建つ風景は圧巻です。

奈良や京都に建つ五重塔の多くは、広大な寺院の境内に建立されています。

そうしたなかで、京都の市民生活に密着した存在として、歴史を刻み続けてきたのが「八坂の塔」です。

【法観寺・八坂の塔】

・住所: 京都市東山区八坂通下河原東入八坂上町388

・アクセス: 祇園四条駅から徒歩約12分

《八坂の塔の正式名は法観寺・臨済宗建仁寺派の寺院》

八坂の塔の歴史は古く、飛鳥時代に聖徳太子が建てた、日本最初の五重塔といわれています。

長い歴史の中で八坂の塔は戦いや落雷で三度焼失しています。

現在の塔は、室町将軍の足利義教によって1440(永享12)年に再建され今日に至っています。

「応仁の乱」で伽藍の多くが焼失した際にも、この塔だけは奇跡的に焼失を免れました。

江戸時代初期には観光の名所になっていて、当時の名所案内にも絵入りで紹介されていたそうです。

写真右手の八坂の塔の下に見える風情ある茶店は、落語家・二代目桂文之助が明治末期に創業した老舗甘味処「文の助茶屋本店」です。

昨年より25日早く梅雨入りした京都。

今年の梅雨はどんな梅雨になるのでしょうか。

コロナで厳しい時ですから、穏やかな梅雨を願うばかりです。

トップへ戻る

TOP