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2021年7月、札幌の夏の風物詩「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」(以下PMF /「PMF2021」は31回目)が2年ぶりに開催されることになりました。
そして札幌中心部にある「ホテルオークラ札幌」では、毎月、北海道各地の食材をテーマに各レストランで特別メニュー("北海道を食べよう"企画)を提供するなか、6月は札幌の食材をテーマにPMFとのコラボ企画「さっぽろ食彩フェア~PMFのメロディにのせて~」を開催しています。
(ちなみに7月は「空知フェア」)
PMFとのコラボレーションのひとつは、「ホテルオークラ札幌」のレストラン、1階の「コンチネンタル」と地下1階の「中国料理 桃花林」でのランチコース。
今回はレストラン「コンチネンタル」の「コンチネンタルランチ~札幌から~」(3000円)を紹介します。
「コンチネンタル」の入口では、PMFを創設した巨匠「レオナルド・バーンスタイン」がお出迎え。
思わず写真を撮りたくなります。
店内は、スペースを確保できるゆったりとしたレイアウト。
各席には飛沫防止パネルを完備し、よく見ると各テーブルに手のひらサイズのバーンスタイン像も完備!
店内にはBGMとして、これまでのPMFオーケストラコンサートで演奏された曲が流れています。
レストランに居ながらにして、PMF鑑賞。
そしてテーブルセッティングもPMF仕様です。
PMFにまつわる豆知識満載のランチョンマット付き。
最近は、携帯用の除菌グッズをお持ちの方が多いかと思いますが、テーブルセッティングには「除菌シート」も用意され、至れり尽くせりです。
札幌の食材を使い、「オーストリア」、特に音楽の都「ウィーン」の料理と「PMF」をモチーフに構成した「コンチネンタルランチ~札幌から~」の演奏(ハーモニー)がいよいよ始まります。
ひと品目は、前菜「サツラクピュアブランとニチロ畜産チキンハムの前奏曲(プレリュード)」。
見慣れた野菜(パプリカ・きゅうり・スプラウト)とチキンハムがプロの手にかかると、こんなにおしゃれに。
そしてそれぞれの食材のサイズ、食感で味のバランスが絶妙です。
加えてヨーグルトペースト「ピュアブラン」(北海道産牛乳とビートグラニュー糖のみで作ったヨーグルトペースト)をソースにいただきます。
ピュアブランの爽やかな酸味とミルクのコクが食材と相まって、忘れがたいハーモニー。
甘みがあるヨーグルトペーストもハムや野菜とこんな風に組み合わせられるなんて!という新たな発見がある"プレリュード"です。
色とりどりのフレッシュな「サラダ」は、彩りのハーモニーも美しく、食べ応えがあります。
正式なフレンチコース料理の順序より、少し早めにサーブしていただけるのもうれしい。
(野菜を早めに食べたいお年頃です)
今度はどんな音楽と味のコラボレーションでしょう。
次の料理が楽しみなラインアップですが、スープもまた、然り。
「オーストリア風じゃがいものスープ 指揮棒(タクト)に見立てたクルトンを添えて」
オーストリアには栄養満点のスープが数多くあるそうで、しっかりダシが利いたコンソメスープもそのひとつ。
オーストリアには栄養満点のスープが数多くあるそうで、しっかりダシが利いたコンソメスープもそのひとつ。
じゃがいもをはじめ、タマネギ、リーキなどがたっぷり入ったコンソメスープは、食べ応え満点。
さらに「指揮棒に見立てたクルトン」は、チーズが練りこんだパイで、チーズの風味とパイのサクサク食感がおいしい!
あまりのおいしさに「指揮棒に見立てたクルトン」だけで食べてしまいそうになりましたが、ハッと気づいてスープに浮かべました。
ほんのりチーズとバターが香るスープの味変も楽しく、香りと食感のハーモニーを堪能します。
いよいよメイン、「札幌産古川ポークのシュニッツェルときのこソースのハーモニー」。
オーストリア、ウィーンの最もよく知られている料理「ウィンナー・シュニッツェル」を札幌市南区・札幌岳の麓で育てられた「古川ポーク」とのコラボレートでいただく満足感いっぱいの料理です。
サクサクとした薄めの衣のシュニッツェルは、見た目以上に古川ポークがしっかりとしたボリュームです。
そしてこちらの料理は、ウィーンの料理に札幌の食材、というハーモニーだけではありません。
付け合わせが3種類も。
ウィンナー・シュニッツェルの定番、レモンをはじめ、旨味たっぷりの「きのこソース」に、ミルクで煮込み、チーズで焼き上げた「南瓜グラタン」。
シュニッツェル単独の味はもちろん、どの付け合わせと一緒でも、または複数の付け合わせと一緒でもおいしい、まさに味のソロからデュエット(二重奏)、トリオ(三重奏)、カルテット(四重奏)まで、ハーモニーを存分に楽しめるひと皿です。
「オーストリア人といえばデザート!」というくらい、デザート好き国民として知られるオーストリア人。
そんなオーストリアにはおいしいスイーツがたくさんあり、日本では「ザッハトルテ」(チョコレートケーキ)が最も有名かもしれません。
ところが、数あるデザート(スイーツ)のなかでも、料理にもよく使われるという「ウィーン版クレープ」の代表的なものが「トプフェンパラチンケン」(トプフェンはオーストリアのフレッシュチーズ、パラチンケンはオーストリア版クレープ)というそうです。
そのトプフェンパラチンケンのコンチネンタル版がこちら「ウィーン風クレープ パッションマンゴーアイスクリームと共に」。
前菜にも使っていた「ピュアブラン」をたっぷり使ったクリームをクレープで包み、アングレーズソース(カスタード風味のソース)でグラタン仕立てにしたデザートです。
さらに贅沢なことに、「パッションマンゴーアイスクリーム」とフレッシュフルーツ、音符形のクッキーとの盛り合わせです。
デザートもまた、それぞれのスイーツとのハーモニーをたっぷりと楽しめます。
対象メニュー(レストラン「コンチネンタル」のコンチネンタルランチ、オークラランチ、「中国料理 桃花林」の楊貴妃ランチ、広東美食ランチ、料理長特撰プレミアムランチ、広東美食紀行)を楽しんだあとには、お楽しみ「さっぽろ食彩フェア抽選会」があります。
抽選で、PMFのコンサートCDや卓上カレンダー、札幌の特産品が当たるチャンスです。
PMFとのコラボ企画は"食"だけではありません。
ホテルでの食事や宿泊、ラウンジ、バーの利用、スイーツのテイクアウトなど、ホテル利用者限定で6月中に全18回の「PMFスクリーンコンサート」を開催。
利用時にもらえる入場チケットで45分間のPMFスクリーンコンサートを自由に視聴できます。
過去のPMFの演奏に加え、PMFの歴史やエピソード、若手音楽家のインタビューなどを視聴できる盛りだくさんの内容なので、PMFを知らない方にもおすすめです。
また、PMF会期中の7月31日には、札幌芸術の森で開催される「ピクニックコンサート」のオンライン生配信をホテルオークラ札幌の宴会場で視聴できる企画もあります。
ホテルオークラ札幌を利用したら、PMFを象徴する「ピクニックコンサート」を一緒に楽しんでください。
町なかのホテルオークラ札幌で、芸森のピクニックコンサートが楽しめる絶好のチャンスです。
最後に…
1階の「ラウンジ プレシャス」で提供している「ザッハトルテ~PMFのメロディにのせて~」(540円)は、テイクアウトもできます。
ウィーン発祥のチョコレートケーキ、「ザッハトルテ」。上品で濃厚な有機チョコレートとバターを使い、アプリコットジャムと生地に入っているオレンジピールがアクセントの絶品スイーツです。
ぜひ、PMFのコンサートCDを抽選で当てて、PMFのメロディにのせて好きな場所で"スイーツタイム"を堪能してはいかがでしょう。