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新型コロナウイルスの影響で人気レストランが次々に閉店するという暗いニュースの続くハワイですが、そんななかでも奮闘しているレストランもあります。その中の1軒がワイキキのアロハテーブル。2021年4月半ばに再オープンして、次々に新しいメニューを発表しています。
「テイスト・オブ・アロハサンプラー」は、ハワイの郷土料理を網羅した前菜プレートです。アヒポケ、豆腐&シーアスパラガスポケ、もち粉チキン、ガーリックシュリンプ、トマト&オニオンという豪華なラインアップ。アヒと豆腐&シーアスパラガスのポケはあっさり目の味つけで、ワカメが磯の香りを運んできます。豆腐ポケのシーアスパラガスはよく塩出しされていて、シーアスパラガス本来の味と歯応えを楽しむことができます。もち粉チキンはカラッと揚がった衣とジューシーな鶏肉が美味。控えめのガーリックがうれしいガーリックシュリンプの新鮮なエビはプリプリしていて、甘味さえも感じられます。薄い殻なので、殻をむく必要もなく、そのままバリバリ食べても大丈夫です。トマト&オニオンのサラダは、トマトの酸味とオニオンの甘みがたっぷりです。この「テイスト・オブ・アロハサンプラー」は、2~4人でシェアするのがおすすめです。
人気のスピナッチのサラダは、大きなボウルにスピナッチとたっぷりのベーコンとガーリックそしてポーチドエッグが盛りつけられています。目の前で暖かいドレッシングをかけて、しっかり混ぜ合わせて小分けにしてくれます。アメリカのスピナッチは、日本のほうれん草とは違って、アクがないので生で食べることができます。日本の小松菜のようです。
姉妹店のアロハステーキハウスとコラボしたハンバーガーステーキは、熱々のステーキ皿で出されます。テーブルでポン酢ソースやデミグラソースをかけてくれるので、ビデオ撮影をお忘れなく。なかでもシェフが日本で買ってきた鬼おろしを使っておろした大根とポン酢はさっぱりとしていてハンバーガーステーキの味を引き立てています。一緒に行ったアメリカ人も大喜びでした。
デミグラソースは洗練された優しい仕上がりで、大きなハンバーガーステーキもぺろりと食べることができます。追加でチーズやカレーソースのトッピングもできるので、オリジナルのハンバーガーステーキを楽しむことができます。
アロハテーブルのシグネチャー料理といえば、ロコモコです。コーポレートシェフの吉本圭吾さんが考案したロコモコは、神戸スタイルの牛肉ハンバーグ2枚にマッシュルームと玉ねぎのデミグラソースをたっぷりかけて目玉焼きがのっています。グレイビーソースではなくデミグラソースを使っているので、味に深みが増します。なんとこの日は、吉本シェフ自らがロコモコをテーブルまで運んでくださいました。ラッキー!
今回、新しく加わったアイランド・ロコ・バーガーは、お客さんからの「ロコモコもいいけど、ライスじゃなくってパンと一緒に食べたい」というリクエストがヒントになってできたものです。ロコモコと同じ牛肉ハンバーグをブリオッシュにはさんでいます。バーガースタイルなので、もちろんフレンチフライもついてきます。追加トッピングにはオニオンフライやチーズなどもあります。
デザートは、いまが旬のマンゴープディング。かなり濃厚なマンゴー味です。いまだけなのでしっかりと味わいたいですよね。
そして、ハワイに昔から伝わるマンゴーピクルス。まだ青いマンゴーとリヒムイ(あまじょっぱい梅干し)を甘酢につけたものですが、甘さと塩からさと酸っぱさが一緒になったマンゴーピクルスは病みつきになるおいしさです。
カクテルも充実しています。パイナップルを丸ごと使ったピナコラーダ、マイタイ、ブルーハワイでハワイ旅行気分もすっかり盛り上がり。ノンアルコールにもできるので、アルコールが苦手な人や未成年者でも楽しめます。
ビール好きのお父さんには、ハワイのビールもおすすめです。
ワイキキのほぼ中心地にあって、カジュアルなレストランなので子供連れでも安心して食事ができます。アメリカ本土からのお客さんには、ラナイ(ベランダ)席が人気です。早めの時間には家族連れが、少し時間が経つと若い人のグループが目立ちます。次回ハワイ渡航の際には、ぜひ訪ねてみたいレストランの1軒だと思います。
■アロハテーブル(Aloha Table)
・住所: 2238 Lauula Street, #2, Honolulu, Hawaii 96815
・電話: (808) 922-2221
・営業時間:
ディナー 16:00~22:00(火~木&日)、16:00~23:00(金&土)
ランチ 11:30~14:00(火&金)、11:00~14:00(水~土)
ブランチ 8:00~14:30
・定休日: 月曜日
・フェイスブック: @AlohaTable
・インスタグラム: @alohatable_waikiki
▲コーポレートシェフの吉本圭吾さん(左)、エグゼクティブシェフのサカモトジュンさん(中)、長谷川マイルドさん(右)