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Tere!(エストニア語で、こんにちはの意)
コロナ禍、皆様いかがお過ごしでしょうか。
7月に入りましたが、先月6月は卒業の季節だったのでそのことについて触れたいと思います。
日本の卒業の季節と言えば3月。桜が少しずつ咲き始める頃ですよね。エストニアでは6月が卒業の季節です。夏至に向かって日照時間がどんどん延び、日本同様やはり花が咲き始める季節に卒業式があります。時期は違うけれど理由は同じなのかなと感じています。
残念ながら今年度もコロナの影響で例年通りの卒業式にはならなかったようですが、それでも各学校ででき得る限りのことをしていたそうです。私が友人から誘っていただいた、とある学校の卒業式では保護者や関係者は講堂に入れませんでしたが、それでも屋外に設置された大きなスクリーンに講堂の様子が映し出され、大切な一瞬一瞬をみんなで祝うことができました。
卒業式後に校舎から出てきた卒業生の写真撮影時には、恒例のお花交換があり(エストニアでは、みんながみんなに花束をあげ合うのではなく、数輪のお花をあげ合うのが一般的です)、楽しくてうれしいはずなのに涙がこぼれてしまう様子を見て私もついもらい泣きしてしまいました。
少しずつお花をもらってもまとまりがなくて困る……とお思いかもしれませんが、写真のような感じ↓↓↓を見れば、「え? これならいいかも!」と思いません??? すてきなんです!!!
日本にもこの風習が伝わっていくといいなと思いましたが、日本の桜を前にどの花も遠慮するだろうなとも思うエストニアの6月でした。
もし6月のエストニアにいらっしゃいましたらどうぞ卒業式を垣間見ていただければと思います。
いまはただコロナの終息を祈って。