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カフェの性格と出店先の土地柄の関係というのは非常におもしろいと思います。
おしゃれな町の一角であったり、コミュニティの中心地であったり、交通至便な場所にありながらさりげなく隠れている立地であったり、そのカフェのブランド・イメージの創出に一役買える場所に店舗が出されています。
今回紹介するBarefoot Coffee Roasterは、大通りに面し、PruneyardやWhold Foods Campbell店といったショッピングエリア至近の非常に利用しやすい立地にありながら、そこに店舗があると意識していなければ、さりげなく見過ごされるように存在しています。
ダイレクト・トレードの珈琲を提供するBarefoot Coffee Roaster(ベアフット)
ベアフットは生産者と購入者が直接取引を行うダイレクト・トレード(直接取引)によって仕入れた珈琲豆からの珈琲を提供しています。店内奥には、どの地域から仕入れた珈琲豆なのかが一目瞭然の木製パネルが展示されています。
ダイレクト・トレードでは、フェア・トレードのように認証団体からフェアトレード認証を受けて登録する過程がなく、生産者と購入者の間で直に売買交渉が執り行われます。購入者が生産地を訪れ、生産地の諸状況(生産者・生産者の生活環境・商品の品質など)を確認して価格を交渉し、購入する仕組みです。
日本で生産地にこだわってお茶を買うように、生産地や種類にこだわって珈琲を選ぶことができますね。
注文方法とメニュー
店内に入るとすぐに注文カウンターがあります。
注文カウンターの右側にはトーストメニューが掲示され、右側の壁上には珈琲メニューが掲示されています。
支払いはカードのみです(コロナ禍以降、カードのみの支払いのお店も増えています)。
注文後は店内、または店外で注文した品のできあがりを待ちます。
できあがった珈琲や注文の品は、こちらの客席寄りのカウンターで出されます。
今回、筆者は友人とそれぞれ違うトーストや珈琲を注文しました。トーストは半分に切ってもらうことが可能で、半分ずつを交換していただきました。
アボカドマッシュは定番のおいしさでしたし、ゴートチーズトーストもトマトの甘味がほどよく効いて、さっぱりとした味でした。何よりパンがおいしい。
筆者はオーツミルク・ラテ(追加料金で牛乳をオーツミルクや豆乳等に変更できます)をお願いしましたが、こちらも珈琲の味わいがしっかりと主張していて、実に珈琲らしいおいしさでした。
▲アボカドマッシュトースト(左下・$7.95)とゴートチーズトーストのローストトマト添え(右上・$6.50)
商品と店内の様子
店内入ってすぐ右脇には、ベアフットのロゴ入りマグカップやTシャツ、何種類もの珈琲豆等の商品が展示されています。
店内奥にはカウンター席も並んでいます。
この日、筆者は朝9時程に店内に入りましたが、5分後には珈琲を注文するお客様達の行列ができていました。皆さん、おいしい珈琲と求めて立ち寄られるようです。
おいしい珈琲のみならず、おいしいパンのトーストやベイク品も揃っています。人気があるのもうなづけるカフェです。
■ Barefoot Coffee Roaster (キャンベル店)
・営業時間: 年中無休 7:00~17:00
・住所: 1819 S Bascom Ave, Campbell, CA 95008
・電話: (408) 340-5026
・イートインコーナー: あり(店頭・店内)
・URL: barefootcoffee.com