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Sut Mae! (シュマイ!こんにちは!)
先日、久しぶりに北ウェールズのスノードニア国立公園へキャンプに行ってきました。
夏休みに入り、スノードン山周辺のキャンプ場は平日にもかかわらず、どこも予約が困難で、運よく滞在できたのが国立公園の玄関口とされる村「ベトッス・ア・コィド(Betws-y-Coed)」です。
コンウィ川とその支流がゆったり流れる緑豊かな渓谷でのんびり森林浴とウオーキングを楽しんできました。
そこで今回はスノードニア観光の拠点として、人気の村「ベトッス・ア・コィド」を紹介します。
いまだ新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるっていますが、事態が収束したらぜひ訪れてほしいウェールズのおすすめの場所です。
▲ ベトッス・ア・コィド駅前の案内標識
■ スノードニア国立公園の玄関口「ベトッス・ア・コィド」
ウェールズ語で"森の中の祈りの家"を意味する「ベトッス・ア・コィド」はスノードニア国立公園の東に位置する人口600人ほどの小さな村ですが、ロンドンとホリーヘッドを結ぶ歴史ある幹線道路A5号線が中心部を通り、鉄道駅もあることから、スノードニア国立公園の玄関口として、いつもレジャー客でにぎわっています。
▲ 観光案内所&スノードニア国立公園管理事務所
自然に囲まれたベトッス・ア・コィドにはたくさんのフットパスがあり、初心者や家族連れでも気軽にウオーキングを楽しむことができます。
▲ ベトッス・ア・コィドの案内板
そして、ウオーキング途中に渓谷の岩場や川辺で水遊びや休憩ができるのもこの村の魅力です。
▲ 夏は水浴びを楽しむこどもたちでにぎわう渓谷。早朝の散策がおすすめ
また村には19世紀に建てられた石造りの建物や橋が多く残り、いまでも現役で活躍。どれもフォトジェニックで散策しながら撮影も楽しめます。
▲ 1500年頃に建設されたとされるポン・イ・ペア橋。19世紀に現在の幅へ拡張
そして、ウェールズで最も古く4世紀には木造だったとされ、村の名前の由来でもある"森の中の教会"こと「セント・メアリー教会(St Mary's Church)」も見どころのひとつ。夏の夜にはクワイア・コンサートも催され、静かな森に厳かな歌声が響き渡ります。(毎日曜20時:2021年7月現在催行は中止されています)
▲ ウェールズ最古の教会「St Mary's Church」
駅前や大通りにはホテルやB&B、カフェや土産店が建ち並び、ショッピングや食事を楽しむ人たちでいつもにぎわってます。トレッキングやサイクリング、キャンプなどを目的に来る人が多いのでアウトドア向けのショップも充実。リーズナブルな休暇を過ごすつもりがついつい散財してしまいます。
▲ 老舗土産店「ANNA DAVIES」と老舗ホテル「ROYAL OAK HOTEL」(写真左)
そんなレジャー客でにぎわう村でも、フットパスの標識に従いながら10分ほど歩くだけで静けさを取り戻し、大自然に囲まれたカントリーウオークが始まります。
▲ ベトッス・ア・コイドから隣村カペル・クリグ(Capel Curig)へと続くフットパス
▲ ベトッス・ア・コイド方向を指すフットパスの標識
そして、私たちが今回目指した先はベトッス・ア・コイドから約5km西にある名物ティールーム「ティ・ヒス(Ty Hyll)」、英語名「アグリー・ハウス(The Ugly House)」。"醜い家"と呼ばれるティールームです。
次回はこの名前をいい意味で裏切ってくれている素敵なティールーム「アグリー・ハウス」を紹介します。
■ ベトッス・ア・コイドへの行き方
・ ロンドン・ユーストン(London Euston)駅から鉄道でクルー(Crewe)駅で乗り換えてスランドゥドゥノ・ジャンクション(Llandudno Junction)駅へ(約4時間)。
・ スランドゥドゥノ・ジャンクションからベトッス・ア・コイドへは「Blaenau Ffestiniog」行きの鉄道(約30分)またはT19番バス(約45分)を利用。
■ Betws-y-Coed Information Centre
・ 住所: Royal Oak Stables, Betws-y-Coed LL24 0AH