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夏になると夫と"滝めぐり"を楽しみます。
県内を代表する滝はもちろん、ドライブ中に地形的に滝のありそうな場所を散策して滝を見つけることもあります。
真庭市の湯原温泉街から北へ約3kmほど離れた場所に古屋不動滝があり、久しぶりに訪れます。相変わらず道中の道は車1台の道幅しかない狭い道です。
ところが、落石でしょうか? 滝直前の道で通行止めの看板に道を阻まれてしまいました。
ここまで来て残念ですが、滝の姿は変わらないと思うので、ここから先は以前に撮った古屋不動滝の写真でご案内します。
滝の入口です。
「古屋不動滝」というのは3つの滝の総称で上の滝(落差12m)、本滝(落差15m)、下の滝(落差8m)に分かれています。
巨岩に囲まれマイナスイオンもたっぷりの冷気ただよう渓谷の中に滝はあります。
この滝には「赤てぬぐい」という昔話が伝わっています。
昔、蔵之介という村人が大蛇を撃ち殺し、以来、この深山からアカテヌグイ、コテヌグイヨゴローヤンなどという妖怪が出て来て、村人に災いを及ぼしました。
そのため妖怪を封じるのに成田不動尊を勧請してこの滝に祀り、その霊験によって妖怪は現れなくなったといいます。
この滝が流れ込む川も旭川源流のひとつです。
この日は8月31日でとても残暑厳しい日でしたが辺りはひんやりしていていました。
下の滝から流れ落ちたせせらぎは、やがて旭川へ流れ込みます。
上の滝の滝口の上部に昔話の不動明王が鮮やかに彫り込まれていました。
わかるでしょうか? ちょうど、不動明王のところに陽が射しています。
■古屋不動滝
・住所: 〒717-0401 岡山県真庭市田羽根
・電話番号: 0867-62-2011(真庭市役所湯原支局)
・駐車場: 普通車20台
・交通アクセス: (車)米子自動車道湯原ICから約20分/(公共)JR中国勝山駅から蒜山高原行きバス約40分、「田羽根」下車徒歩約30分