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手軽さも魅力!駒止湿原の草紅葉@南会津町

bill

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福島特派員

更新日
2021年10月21日
公開日
2021年10月21日
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南会津町と昭和村にまたがる駒止湿原へ行ってきました。

主要な3つの谷地(湿原)から成る高層湿原で、火砕流台地の一角に位置しています。

湿原発達諸段階の植物が見られるなどたいへん貴重な存在で、国の天然記念物にも指定されています。

アクセスもよく、歩きやすい遊歩道は1時間から2時間ほど(トータル約3.2km)で巡ることが可能です。

今回は、南会津町側駐車場を起点に草紅葉の様子をうかがいました。

【大谷地】

主要な3つの湿原のうち、最も大きい13.3ha

湿原南部は背丈のあるヨシに覆われ、原始的な湿原の趣も特徴のひとつとのことです。

ほどなくしてヨシの群生を抜け、背丈の低い湿原らしい景観となります。

草紅葉はちょうど見頃のピークでした♪

中央のブナの大木にはヤドリギがとても目立ちます。

湿原内は木道が整備されていますが、歩き易い靴と服装は必要です。

輝く草紅葉♪

【白樺谷地】

約5.7haの湿原で、中間付近ではサワラやキタゴヨウ等の針葉樹湿原が見られます。

大谷地との間に続く管理用道路を歩き、わずかな樹々の間を抜けてすぐに湿原へと入ります。

落雷の影響と思われる内部が焦げた立ち枯れ木もいくつか見られました。

白樺谷地と水無谷地とを隔てる樹林帯へ。

ブナやシラカバ、ヤマモミジといった広葉樹たちの共演♪

ブナの幹肌と落ち葉重なる林床も印象的です。

【水無谷地】

面積は、主要三湿原で2番目となる約8.3ha

湿原発達の始まりは、最も古い約2万年前とのことです。

サワラでしょうか。とても芸術的な樹形の一本木がありました。

パッと見は立ち枯れている様に見受けられますが、中間付近にしっかりとした葉をつけています。

残念ながら池塘はわずかしか見られません。

草紅葉のなかに紛れる植物たちの"秋"を愛でつつ、戻ります。

【空撮編】

南部側より駒止湿原の全景です。

広い台地状地形の一角にあることが見て取れます。

大谷地

白樺谷地(手前側)と右奥に水無谷地

【空撮動画】 (37秒)

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