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平取町モニターツアーシリーズ最終回は、宿泊先の「びらとり温泉ゆから」をご紹介します。リラックス効果抜群の温泉はもちろん、平取グルメ満載のお料理に舌鼓を打った朝・夕です。
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平取町の「二風谷コタン」から車で約3分、歩いて約20分のところにある「びらとり温泉ゆから」。
「二風谷ファミリーランドオートキャンプ場」も徒歩2分の場所にあります。
「びらとり温泉ゆから」は、1泊2食付きの温泉ホテルです。
和室・洋室・和洋室・露天風呂付き客室があるので、洋室以外は4名まで宿泊が可能です。
日帰り入浴は10時から21時までできるので、キャンプやドライブの際に利用することもできます。
こちらが今回宿泊した和室です。
温泉まんじゅうが出迎えてくれました。
以前、温泉に詳しい方からお聞きしましたが、温泉まんじゅうは入浴前に食べるのがおすすめだそう。
地球のエネルギーから生まれたともいえる温泉は思った以上に効能が強く、空腹で入ると疲れやすい場合があるとのこと。
このため、入浴前のエネルギー補給に温泉まんじゅうがぴったりだそうです。
全国各地の温泉ホテルや旅館でウェルカムスイーツの温泉まんじゅうがありますが、びらとり温泉ゆからの温泉まんじゅうもしっとりした生地にやさしい味の餡が懐かしい気持ちになります。
温泉は大浴場にサウナのほか、温浴効果が高く体が温まると冷めにくいという「高濃度炭酸泉」があります。
露天風呂も森を眺めながら入浴でき、温泉浴と森林浴を一緒にしている気分です。
脱衣所もとてもきれいで使い心地がよい温泉です。
大浴場にはシャンプーやボディソープが備え付けてありますが、宿泊客向けに「シャンプーバー」(写真)のサービスがあります。
「化粧水をうっかり忘れてしまった!」などの場合には、客室を備え付けの専用カードをフロントに持っていくと、化粧水や乳液のセットと引き換えてもらえます。
外の空気がしっかりと冷えるこの季節、露天風呂と高濃度炭酸泉の交互入浴がとても心地よく、びらとり温泉を存分に堪能できます。
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1泊2食付きの「びらとり温泉ゆから」では、夕食に全9品の「ゆから膳」をいただきました。
会席料理のようなスタイルですが、和食だけではないお料理で平取町のおいしいものが次々現れます。
最初は"御造り"。
平取町は隣接する日高町に漁港があり、北海道産はもとより近海で獲れた魚も手に入りやすい立地です。
お造りとセットで出てきた"前菜"は、
御造りも前菜も種類が豊富で、トマトのファルシはそれだけでもおいしい平取産トマトに詰め物がされ、贅沢な気分に。
蒸し物は"茶わん蒸し"。
海鮮茶わん蒸しで、きのこも入っていますが、玉子も「平取産元気玉子」というブランド玉子です。
平取町の「あかねポートリーファーム」で平飼いされた鶏の玉子で、さまざまな鶏が交配して生まれる色とりどりの玉子としても知られています。
平飼いでのびのびと暮らす鶏の元気玉子の茶わん蒸しです。
こちらの売店で元気玉子のポップを見て気になっていたのですが、早くも遭遇できました。
こちらも気になっていた陶板焼きの中身は「平取産黒豚」!
やわらかく脂身が甘くておいしい陶板焼きは、きのこやトマトの旨味と豚(脂)の旨味が絡まって相乗効果です。
"替り皿"として出てきたのは「鮫鰈の生姜煮」。
サメガレイと読みます。
北海道、とりわけ太平洋側はカレイの種類が豊富で、一見、「コレ、おいしいの?」と思ってしまうような外見のカレイもありますが、これまで遭遇した北海道産カレイは、すべて美味。
そのようななか、サメガレイも個人的にはおススメのカレイで、煮て食べると脂が乗っており、ほどよい旨味と厚みがあって食べ応えがあります。
機会があれば、ぜひ食べていただきたいと思うカレイのひとつです。
平取産黒豚の陶板焼き、鮫鰈の生姜煮をいただき、すっかり肉と魚のメインが終わった気持ちでいましたが、"台物"は「びらとり和牛のすき焼き」!
やわらかくジューシーなびらとり和牛と、その旨味(脂?)がシイタケやほかの具材に絡まり、和牛の甘みと旨味をすき焼き全体で堪能しました。
"平取産ななつぼし"のご飯としじみ汁もついており、すき焼きでご飯もすすんでしまいました。
さらにデザートがクレームブリュレ。
和洋折衷な「ゆから膳」は、最後までサプライズが続き、つい食べ過ぎた贅沢なラインアップの「ゆから膳」でした。
朝食もこちらのレストランでいただきます。
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メインが何度も出てきたようなディナー「ゆから膳」は一品ずつ楽しむごとにおなかいっぱいになっていき、朝食が食べられるかとても心配でしたが、早朝温泉入浴で体調を整え、さらにテーブルにセットされたお総菜を目にした途端におなかがすいていることを自覚しました。
和食を中心としたお総菜は、それだけで十分なバリエーションですが、さらにサラダやヨーグルト、フルーツなどはプチポーションで用意され、好きなものを選べます。
そのなかには「平取産元気玉子」もありました。
元気玉子をどのようにいただこうか、と考えながら、ご飯と味噌汁と一緒にテーブルへ。
トマトジュース「ニシパの恋人」も漏れなくいただきます。
欲張り過ぎないように持ってきたつもりですが、結果的には欲張りボリュームに。
なぜなら、「トマト鍋」も付いていたからです。
お惣菜の種類が多く、お惣菜とご飯との相性を楽しみたくなったので、今回は「元気玉子」でのTKGをあきらめ、周りの方の真似をしてトマト鍋に玉子を投入。
"トロトロ半熟元気玉子"でトマト鍋をいただきました。
トマトの旨味が豚肉とぴったりで、朝から味も温かさも体に染み渡ります。
栄養たっぷりの朝食でエネルギーを充填し、もう1度温泉に入りたくなるほど元気が出た朝になりました。
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1泊2日、ほんの短い「ゆから」滞在でしたが、食事はもちろん、そのほかにも楽しんだポイントをご紹介します。
「びらとり温泉ゆから」には、各部屋にコーヒーマシンがあり、手動のコーヒー豆グラインダーとコーヒー豆が備え付けてあります(グラインダーのつまみを調整し、好みの粗さに豆を挽けます)。
コーヒー豆を好きなタイミングで挽き、挽きたての豆で淹れたてのコーヒーを楽しめます!
そして、実は温泉まんじゅうとコーヒーの愛称がぴったり。
いつもは忙しく過ごしている方こそ、温泉でのリラックスと一緒にコーヒーアロマのリラックス、さらに日常とは異なるプチアクティビティ"コーヒー豆の手挽き"にトライしてみることも一層リフレッシュできそうです。
「ゆから」内のショップでは、平取町限定商品やお土産用・自宅用にもぴったりのローカルグルメが各種そろっています。
すっきりとした飲み口で、平取町産のお米で作った平取町限定販売の純米酒「涼燗」(すずらん)も販売しています。
アイヌ文様をモチーフにした小物もあります。
宿泊や日帰り温泉で立ち寄ったときには、ショップもぜひチェックしてみてください。
「びらとり温泉ゆから」には、グランピング施設があります。
温泉施設の敷地内、建物から数十歩の場所にありますが、木々に囲まれ、森の雰囲気のなかでキャンプをしているかのようなスポットです。
1日限定2組で、BBQセットをオプションでオーダーできるほか、食事は持ち込みも可能です。
人気のグランピングサイトで、すぐに予約が埋まってしまうほどだそう。
タイミングが合えば、グランピングと温泉をセットで楽しめる贅沢なスポットです。
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【びらとり温泉ゆから】
北海道沙流郡平取町二風谷92-6
TEL: 01457-2-3280
URL: http://www.biratori-onsen.com/