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国民宿舎良寛荘で「しのうどん」を ~倉敷市玉島~

mami

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岡山特派員

更新日
2021年11月6日
公開日
2021年11月6日
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こんにちは~。岡山特派員のmamiです。先月に引き続き倉敷市玉島地区を紹介しますね。

前回、円通寺を紹介しましたが、敷地の隣には国民宿舎「良寛荘」があります。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、9月30日まで営業を縮小されていましたが、10月からは新規の宿泊予約をはじめレストラン・喫茶・日帰り入浴ができるようになりさっそく行ってきました。

ご覧のように見晴らしのいい高台にあり、水島灘が一望できます。

ここでは、円通寺の修行僧が祝い事のときに食したといわれる「しのうどん」が食べられます。

良寛さまも食べていたと伝わっていますよ!。

しのうどんは本来、丼に入ったものですが、ここでは寄せ鍋風にセッティングされて出てきました。しのうどんのほかにも胡麻豆腐や天ぷらの盛り合わせもついています。

特長的なのはきしめんのような平たい麺です。幅2cm、長さ1mの麺1本でお椀1杯分になることから「一筋一碗」とも呼ばれているそうです。

うどんはコシもあり歯ごたえはきしめん以上です。出汁はイリコと昆布で上品なお味です。ただ、鍋に火がついているので、煮詰まってしまわないよう注意して食べてくださいね。

しのうどんは昭和の初期まで花見や茶会で出されるほどの定番料理でしたが、昭和40年代頃から廃れてしまいまいます。その後、玉島の名物として地元「玉島おかみさん会」によってプロデュースされたといいます。

ロビーには、茶の湯のお道具がセッティングされていました。

玉島は、今は小さな港町ですが先月も紹介した通り江戸時代は北前船の寄港地で、あちらこちらに歴史を感じさせる商家が残っています。

商家の多くは洗練された茶室を設けたところが多く、最盛期には町全体で400もの茶室があったと伝わっています。それゆえ今でも茶の湯文化が盛んな地域で、良寛荘には茶室も備えてあります。

・住所: 倉敷市玉島柏島478

・電話番号: 086-522-5291

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