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北区の鷹ヶ峰は、市内でも高いところにあり朝晩は冷え込むエリアです。
光悦寺へと入りました。(写真は2021年11月16日撮影)
もみじのトンネルも、きれいに色づいてきています。
参道から見上げると、色づいたもみじに見入ってしまいます。
《光悦寺の歴史》
光悦寺の歴史は、江戸時代に本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ)が、徳川家康より鷹峯の地を寄進され、光悦が亡くなったあとに日蓮宗の寺院となっています。
本阿弥光悦は、書家、陶芸家、漆芸、茶の湯などに名を残す江戸時代のすばらしい芸術家でした。
今の時代でいうとデザイナー。総合プロデューサーに例えられるでしょうか。
《琳派》
光悦は、鷹峯のこの地に芸術村(光悦村)を築いたことでも知られています。
俵屋宗達、尾形光琳とともに、日本が世界に誇るデザイン様式「琳派」の
創始者として、芸術文化に大きな功績を残されています。
光悦寺には大正時代に建てられた茶室が(大虚庵や三巴亭など)7つあります。
順路に従い、茶室や景色を眺めながら進んで行きます。
《光悦垣》
光悦寺の垣根は、特徴的な光悦垣です。
光悦垣は、牛の背のようなラインが特徴的。
垣根の組み方は 菱型組み。
茶室前の真っ赤なドウダンツツジがきれいです。
この色は、五月に咲くキリシマツツジのような鮮やかな赤色です。
近くに見える山は、鷹峰三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)。
この鷹峰三山は、花札の絵柄のぼうず山のモデルとも言われます。
紅葉が進む光悦寺でした。
【光悦寺】
・住所: 〒603-8466 京都市北区鷹峯光悦町29
・参拝料: 500円
・拝観時間: 8:00~17:00
・アクセス: 二条駅から京都市営バス6号系統「鷹峯源光庵前」下車
・駐車場: 紅葉期間のみ500円