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こんにちは~北杜・山梨特派員の水月です。冬本番、寒くなりましたね~。
最低気温が零下になるこれからの季節は、山々が澄んで美しく見える季節でもあります。
雪化粧した八ヶ岳の美しい姿を望むこの場所は、釜無川に掛けられた山梨県甲斐市の「信玄橋」です。
「信玄橋」の名は、言わずと知れた戦国武将武田信玄公の名からつけられたものです。
橋を掛けた釜無川の東岸には、戦国時代に武田信玄公が構築した堤防「信玄堤」が長くのびています。17年の年月をかけて築いたと、今なお語り継がれる釜無川の治水土木施設です。
信玄橋東詰交差点から、歩いてみました。
わ~南アルプス連峰も迫るように見えています。左が鳳凰三山。右が甲斐駒ヶ岳です。
釜無川の北側には、八ヶ岳が見えています。
両側に自転車2台が並んで走れるほどの歩道が整備してあり、中高生たちが自転車で通り過ぎていきました。
橋の欄干には、武田の家紋「武田菱」のなかに馬にまたがる武田信玄が描かれたプレートがデザインされています。
武田家ゆかりの武将たちの家紋も飾られています。武田の軍師、山本勘助の家紋です。
六連銭は、真田家の家紋ですね。ほかにも10以上の家紋がありました。
西側には、白く染まった山々がまぶしく目に入ってきました。
そして南側には富士山を望めます。
雪を冠した冬の富士は、美しいですねえ。
夜間点灯するライトも、戦国時代を思わせるようなデザイン。富士山や八ヶ岳を眺められるベンチもいくつか設置されていました。のんびりと山々をそして豊かに流れる釜無川を眺めたくなる気持ちのいい場所です。
一往復して、「信玄堤公園」に抜ける階段を降りました。「信玄橋」の両側には信玄堤が広がる公園になっていて、どちらにも降りられるようになっています。南側は「釜無川スポーツ公園」です。
桜の季節の「信玄堤公園」を紹介した記事はこちら。
「信玄堤公園」では、ウォーキングや犬と散歩を楽しむ人を見かけました。地もとの人々に愛されている公園なんですね。
ふたたび南アルプス連峰にカメラを向けました。白く雪化粧しているのは、左から大籠岳、広河内岳、農鳥岳、西農鳥岳だと思います。今年2021年11月に生誕500年を迎えた武田信玄公も、この山々を眺めていたのでしょうか。山々を眺めながら500年先の未来に思いを馳せることもあったかもしれませんね。
「信玄堤公園」「釜無川スポーツ公園」には駐車場もあります。
車を停めて、ゆっくりゆったり歩いてみませんか?
紅葉も終わりを告げたこの季節にも、きっと素敵な風景を見つけられると思いますよ。
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■信玄橋
・住所: 山梨県甲斐市竜王 信玄橋