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1969年に大阪・帝塚山で誕生した、想い出の多い洋菓子店「ポアール」。
想い出の名脇役として、アルバムの片隅にポアールのケーキが写っている写真をお持ちの方もおられるかもしれませんね。
お店は大阪に5店舗あり、オンラインストアもあります。
そのなかから、創業地である「ポアール 本店 帝塚山」とスイーツ・ショウが楽しめる「グレーヌ・ド・ポアール 玉出」を案内します。
創業地「ポアール 本店 帝塚山」2階でゆったりとした時間を
丸窓が特徴のポアールの創業地です。左にはチンチン電車の愛称で親しまれている阪堺電車が走っています。
本店1階ではケーキをはじめとする人気の洋菓子やパンなどが並んでいます。本店限定の商品もありますので、ぜひ見つけてくださいね。
吹き抜けの階段を2階に上がると、そこは喫茶スペース。定番や季節限定のケーキ、パスタランチやサンドイッチなどの軽食まで楽しむことができます。
また帝塚山本店は、日本で数少ない「ロンネフェルト ティーブティック認定店」です。ケーキと一緒に楽しめます。また茶葉や紅茶グッズも販売されていますので、お気に入りが見つかれば購入できます。
工場見学ができる「グレーヌ・ド・ポアール 玉出」
「グレーヌ・ド・ポアール 玉出」です。こちらで、パティシエが洋菓子を作る工程を見ることができます。
ポアールの店名は、それぞれ違いますが、"グレーヌ"とは、"種"を意味する仏語です。まさに種のように可能性に満ちあふれた空間です。
では入ります。
1階ではケーキや洋菓子を販売しています。
1階の工場見学通路です。ガラス越しにパティシエたちがケーキを作っているのが見えます。ケーキを買うだけでなく、工程が見られるのは大人も子供もうれしいですね。子供たちの夢も広がりそうです。
写真ではわかりにくいですが、この通路は、奥に行くほど高くなっています。小さなお子さんでも見られるようにと、ポアール代表取締役社長兼グランシェフの辻井良樹氏の発案です。
ほかにも小学生までのお子さんが10回見学に行けば、「パティシエと一緒にスイーツを作ろう」という特典もあります。コロナが落ち着いたらぜひチャレンジしてください。
"アップルパイ"が焼きあがりました。ここでは、見学途中に食べたくなった商品は、スタッフに言えば買うことができます。
ポアールの人気商品に「モンブラン」があります。裏ごしした栗の甘露煮にホワイトチョコやバターを混ぜ、なめらかな生地にします。中のスポンジケーキとクリームの間の空気感もパティシエの技です。これを作るのに30年、最低10年以上はかかるそうです。
2階ではシュークリームやチョコレートなどを作っています。
辻井代表はじめとするパティシエのお菓子に対する情熱を工程見学から感じ取れることでしょう。また原材料をはじめ、ポアールの洋菓子は常に本物志向です。
"すべては、お客様のおいしい笑顔のために"、ポアールのコンセプトが至る所で息づいています。
日により変わる可能性もありますが、工程が見られる時間は開店から13時くらいまでです。それ以降は、日により設けられることもあります。
おいしい洋菓子店「ポアール」の工場見学、コロナが落ち着いてから、訪れてみてはいかがでしょうか。
■ポアール