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コロナ禍、淋しかった話

Chisato

Chisato

エストニア特派員

更新日
2022年3月18日
公開日
2022年3月18日
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Tere!(エストニア語で「こんにちは」の意)

おととし2020年3月、昨年2021年3月はいずれもエストニアでロックダウンがあり、今年2022年はようやくロックダウンのない3月が訪れました。これまでのロックダウンの間、一生懸命働いてくださる医療関係者の方々や社会インフラを支えてくださる方々と比べれば「ただ家にいる」「ただ人と会わない」「できる限り外出しない」なんていうことは何でもないと頭ではわかっているのに、誰かと比べないでその時の自分の気持ちを今そのまま表現すれば、ただただ淋しかったです(たくさんテレビ電話したり(←今どきはなんて表現するの?)zoom飲みをしてみたりしても、直接会って話してゲラゲラ笑い合うのと全然違うのですよね。むしろ心にぽっかり穴が空いたような気持ちになりました)。

そんな中、あてどなく散歩する中で一番気持ちを明るくしてくれたのは「窓際に置いてもらえるぬいぐるみ」でした。日本でも話題になったのでご記憶の方も多いと思います。エストニアでも私のような人間のためにぬいぐるみを外側に向けて置いてくれる人たちが現れ、ぬいぐるみにはメッセージが添えられていることもありました。エストニア語の走り書きのメッセージなのでなんと書いてあるのか1つもわかりませんでしたが、どれも「大丈夫!」とか「あなたを支えたいと思っている」という意味なんだろうなと思いとても感謝しました。

そしてもう1つは「顔に見えるようなもの」でした。淋しくて淋しくて壊れていたんだと思います…。ほとんど人が出歩いていなくてお店も閉まっている中、偶然顔に見えるものがパッと目に入るたびちょっと安心しました。特にこちら↓↓↓

愛嬌まであるように感じて、会えるたび(×会えるたび ○見るたび)嬉しかったです。

今コロナ禍で、もしくは他のことで淋しい人がいたら「淋しいよね」ということをお伝えしたいと思います。自分以外に少なくとももう1人淋しいと思っている人がいて、その人はあなたに共感しているというのを知ってもらえたら嬉しいです。

またここでお会いしましょう!早くコロナがおさまって以前のように気持ちよく旅行に行けるようになりますように。

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