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日本人でも知っているフランス語フレーズ、「Je t'aime.ジュ テーム(愛している。)」
勘違いをふせぐ? ためにも知っておきたいフランス語表現についてです。
「Je t'aime. ジュ テーム」
Je 私は / t'(te)君を / aime 愛している という意味。
これに「beaucoup ボクー (たくさん、大いに、たいへん)」がついて「Je t'aime beaucoup.ジュ テーム ボクー.」と言われた場合、「すごく愛してる」という意味?!と受け取ってしまいそうです。
面と向かって「Je t'aime.愛している。」と言われた場合、愛の表現です。(相手が誠実か不誠実かは別ですが)
しかし、「beaucoup ボクー」がつくと「Je t'aime beaucoup.君のこと大好きだよ。」という意味で言っていることが多く、「Je t'aime.愛している。」とはニュアンスの違いが……。
フランス語では「J'aime beaucoup le chocolat ジェム ボクー ル ショコラ.(私はチョコレートがすごく好きです。)」のように
「J'aime beaucoup …(私は……がすごく好き)」はフランス人がよく言うフレーズです。
「Je t'aime ジュ テーム」はフランス語初心者でも意味がわかってしまい、「beaucoup ボクー」の部分だけを辞書で調べると「たくさん、大いに、たいへん」と書いてあるので「すごく愛しているという意味?!」と勘違いしがちなのかもしれません。
一般的に、愛を告白するならば「Je t'aime.」とストレートに言った方が愛の表現として真剣な感じがします。
真剣な愛の表現をすでに送りあっているカップルであれば、「より強く愛している」と強調したい場合、フランス人は「Je t'aime très fort.ジュ テーム トレ フォール.」「Je t'aime tellement.ジュ テーム テルモン.」などと言ったりします。カップルの間のことですから、ここはふたりの感性しだいでバリエーションも豊富、もっと大げさな表現も堂々と言えてしまうフランス人です。
très 非常に、とても、たいへん / fort 強く / tellement とても、非常に
フランス語での愛情表現。言葉の違いもありますが、態度、表情、声のトーンで意味合いが違ってくるのは日本人もフランス人も一緒です。フランス語の辞書だけでは学べないのが難しいところですね。