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大阪・難波の路地裏にある情緒あふれる法善寺横丁。
「法善寺参道」「法善寺横丁」「浮世小路」、3つの路地が集まり、ひとつのエリアになっています。
ここに来ると、大阪の原点を見ているような、懐かしい気分にさせてくれます。
石畳に沿って、飲食店が立ち並び、夜になるとほんのりともる灯り、お昼とは違った顔を見せてくれます。
法善寺は浄土宗の寺院、本尊は阿弥陀如来です。
全身、鮮やかな緑の苔に包まれた「水掛不動」は有名。
400年近い歴史を持つ法善寺ですが、水掛の歴史は浅く、戦後すぐに始まったそうです。
「願いをかなえて欲しい」と仏様にお願いする"水掛"は、多くの善男善女の願いのぶんだけ苔として育っています。
法善寺横丁の看板も必見です!
西口にある看板は昭和を代表する喜劇役者・「藤山寛美」さんの筆によるもの。よく見ると、「法善寺」の"善"の横棒が1本足りません。
「僕はまだ善い人間ではないから」という説や、「間違えただけ」などのさまざまな説があります。遊び心満載、色んな説が膨らむ夢がある看板ですね!
東門は「桂春団治」さんの筆によるもの。夜になるとライトで照らされます。
突き当たり右に「夫婦善哉」があります。
「夫婦善哉」です。「和食さと」を展開するサトフードサービスが継承されています。
「夫婦善哉」
1人前の善哉がふたつの器に入れられています。カップルで食べると円満になれるという"縁起物"です。厳選された丹波大納言を使い、独自の製法で手間暇かけて作られています。
「和食さと」にもありますが、この「夫婦善哉」だけが、店内で手作りされています。
店内に飾られた由緒ある品々。
「東の太宰、西の織田」と謳われた文豪、織田作之助の小説「夫婦善哉」が世に出ます。これは、勝ち気でしっかり者の芸者「蝶子」と気弱で道楽者の問屋の若旦那「柳吉」の夫婦物語。「夫婦善哉」が登場し、小説は映画にもなり「夫婦善哉」は一躍大ブームになりました。(「夫婦善哉」ウェブサイトより)
「森繫久彌」さん直筆の書や、当時の映画や写真が飾られています。
大阪の古きよき時代がいっぱい詰まった法善寺横丁とともに、感染症対策が取られた店内で、ほっこり大阪名物「夫婦善哉」をお楽しみください。
〈基本情報〉
■法善寺「夫婦善哉」
・住所: 大阪市中央区難波1-2-10 法善寺MEOUTOビル
・電話: 06‐6211‐6455
・営業時間: 10:00~22:00
・休み: 無休
2022年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。