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シュマイ!(ウェールズ語でこんにちは)
4月末から約1ヵ月間、4年振りに日本へ一時帰国していました。
いまだコロナ禍で日本便に搭乗するための準備や検疫の手続きなど煩わしく、実際に入国するまでは心配でしたが、特にトラブルもなく、日本での滞在を楽しむことができました。
そこで今回は久しぶりに訪ねた筆者の地元、三重県の観光スポットをご紹介します。
ぜひ、機会があれば足を運んでもらいたいおすすめの場所です。
■ 『上げ馬神事』で知られる伊勢国二の宮「多度大社」
三重県北部、桑名市に鎮座する多度大社は平安時代の『延喜式』神名帳に「名神大社」として記された古社です。
社殿裏手の多度山(標高403m)を神体山とし、伊勢神宮のご祭神である「天照大神(あまてらすおおみかみ)」の皇子「天津彦根命(あまつひこねのみこと)」を本宮に、その子とされる「天目一箇命(あめのまひとつのみこと)」を別宮に祀っていることから、北伊勢大神宮とも呼ばれ、「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と詠われてきた伊勢国二の宮で社殿の創建は5世紀後半と伝えられています。
▲ 多度大社の正面階段と鳥居(階段左が上げ馬の坂道)
また多度大社と言えば、無形民族文化財にも指定されている『上げ馬神事』が有名。
毎年5月4日と5日に行われ、各地区で選ばれた少年たちが騎手となり、鳥居横の急坂を人馬一体となって駆け上がる勇壮な祭りです。(2020〜2022年はコロナ禍により中止)
そして無事に坂を上りきることができた馬の数によって、その年の農作物の豊凶を占います。
▲ 急坂を勢い良く駆け上がる『上げ馬神事』
まずはその急坂を眺めながら、正面階段を上がり、鳥居をくぐって境内へ。
最初に出迎えてくれるのは白い神馬「錦山(きんざん)」です。
▲ 「錦山」の大好物、人参が並ぶ神馬舎
さらに鳥居をくぐり進むと「於葺門(おぶきもん)」があり、この先から本殿の神域。
木々に覆われ厳かな雰囲気の中、橋を渡ると本宮と別宮が鎮座します。
▲ 橋向こうに見える本宮(左)と別宮(右)
参拝後は開運しろうま水籤(みくじ)で運試しを!
お守りの授与所にて頒布してます。
▲ 開運しろうま水籤は初穂料300円
水籤は引いただけでは御神意を伺えません。
参道から脇を流れる清流、落葉川におりて、水籤を浸します。
▲ 昔は御手洗場だった落葉川のほとり
▲ 何も書かれていない水籤
▲ 文字となって浮かぶ御神意
水籤は川の畔にある結処に結ぶと良いそうです。
他にも多度大社には馬の絵が書かれた絵馬が9つ繋がっている「うまくいく絵馬」やお守りに9頭の馬が描かれた「うまくいく守り」などがあり、願ったことはうまくいく!といわれてます。
そんな多度大社でお願いごとをしてみてはどうでしょうか?!
■ 多度大社
・住所: 三重県桑名市多度町多度1681番地
・URE : http://tadotaisya.or.jp/
■ 揚げウマ餅が人気の車久米穀店
多度大社を参拝後、ぜひ立ち寄ってほしいのが参道沿いにある「車久米穀店」です。
▲ 明治創業の老舗米穀店「車久」
米穀店なのでもちろんお米も売ってますが、お餅やおむすび、ワッフルなどを店内で作ってて、店頭のイートインスペースでいただくことも出来ます。
▲ 地酒や米菓子(ぱっかん)が並ぶ店内
おすすめは地元産のもち米で作った玄米餅を同じく地元の米油で揚げた「玄米揚げウマ餅」。
多度大社の上げ馬にあやかって名付けられた新感覚のお餅です。
いろいろ種類がありますが、今回はミニサイズの揚げ餅が4種類セットになった食べ比べセット(600円)をゆずソーダ(300円)と一緒にいただきました。(飲み物とセットで100円引き)
▲ 玄米揚げウマ餅食べ比べセット(黒蜜きな粉、みたらし、オニオンカレー、しょうゆマヨ)とゆずソーダ
外はカリッ、中はもっちりやわらかの不思議な食感。また、どの味付けも美味しく、他もすべて制覇したくなります!
夏は人気のかき氷も限定販売されるので、何を食べようか迷うに違いありません。
ぜひ車久米穀店で美味しいお餅や和スイーツをお楽しみください。
■ 車久米穀店 多度大社前店
・住所: 三重県桑名市多度町多度1224番地
・URE : https://kurumakyu.jp/