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緑の幻想地にある「鷲峯神社」で出会った石工・川六の傑作狛犬に感動♪

miumiu

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鳥取特派員

更新日
2022年5月23日
公開日
2022年5月23日
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こんにちは。東伯郡琴浦・鳥取特派員「miumiu」です。

ポカポカ暖かく気持ちのいい天気が続きお出かけ日和の大型連休、人混みを避けながら鳥取県内の歴史散策を楽しみました。春休み中、図書館で出合った書籍の表紙にドキュンと胸ときめかせ実物を見たい気持ちいっぱいで車を走らせた先は、鹿野町(しかのちょう)鷲峯(じゅうぼう)にある「鷲峯神社」

. . 改行と半角スペース. . .

「鷲峯神社」入り口付近に控えめな看板がありますので矢印の方向に進むと大きな鳥居に出くわし「え?このまま進んでもええだか?」と戸惑うかも知れませんが、そのまま大きな鳥居を通って山道を進みます。かなり狭い山道ですので、車の運転に自信がない方は徒歩移動がよろしいかと思います。

ちなみに、ワタクシは徒歩移動をしようと思っていたのですが、じげの人に聞いたところ「車で行けるけぇ、車で行ったらええが~」とのことで看板がある山道からではなく逆方向から「鷲峯神社」へ向かい、慣れない山道にあわあわしながらも駐車場に到着。さぁ、ここからは歩いて「鷲峯神社」へ向かいましょう~。

ポカポカ暖かく気持ちのいい天気が続いてお出かけ日和だった日。緑に囲まれた参道を歩いていると、ときどき心地のいい風が吹きカラダの中からスッキリする気持ちよささえ感じました。

新しい「随神門」の手前に手や口を清める「手水舎」があるのですが池の近くにあるので神秘的に感じます。

あぁ、見える! 「随神門」の先に味わいある石段、その先に図書館で出合った書籍の表紙にドキュンと胸ときめかせた狛犬が見える! ドキドキが止まらない……気持ちいっぱいになって足早になりながら進むと……。

眩しいほどの光が差し込み美しい緑の幻想地感のなか参拝者を迎えてくれる狛犬の姿。

社伝によると孝元天皇5年(前210年)八千戈神が白尾の大鷲に乗ってこの山に鎮座したことによって山を鷲峰山といい、神を鷲峰神と称するようになったといわれています。

初めは山頂に鎮座していましたがなんぞかんぞあり今の地に再興されました。古くから「志加奴神社鷲峰大明神」と称えていましたが、1869年(明治2年)年志加奴神社の称号を廃して「鷲峰神社」と改称し今に至ります。

日本三代実録にも載る古い神社を守る狛犬は、勇ましい感じのある獅子型ではなく体型がぽっちゃり(あ! 失礼)ふっくらやさしい表情で手を差し出せば寄り添ってきそうな感じさえする愛らしさ。

「鷲峰神社」の祭神「大国主命」が猪を捕まえる際、騙されて真っ赤に焼けた岩を抱かされ焼け死んでしまいました。後に大国主命は復活するのですが、その伝説から獅子つながりで猪を嫌うとのことで氏子と石工と話し合い狆系の狛犬に決めたという云われがあるそうです。

ワタクシ激萌えポイントの後頭部♪ たれ耳が可愛い♪ そして、ぽっちゃりした後ろ姿(あ! 失礼)を見ていると思わずよしよししたくなってしまうほど愛くるしい姿にほっこりします。

ふわふわもりもりした尻尾も可愛い。

江戸時代末期に現在の鳥取市青谷町を中心に活躍をした石工・川六(本名、尾崎六郎兵衛)の作品です。

美しい緑の幻想地感ある「鷲峯神社」の狆狛犬に出会うことができて本当に本当に感動したとともに、この愛嬌ある狆狛犬を制作した石工・川六の数ある作品を見てみたい気持ちでいっぱいになりました。

「鷲峯神社」

・住所: 鳥取県鳥取市鹿野町鷲峯

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