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奈良の「東大寺」へ行って来ました。
京都市内から東大寺のある奈良公園までの距離は47.1km。有料道路を使えば1時間30分位で着きます。
東大寺の面積は広くて(68.9ヘクタール)もあり、その広さは甲子園球場の約17個分にあたるとのことです。
東大寺は奈良時代に聖武天皇により創建され、華厳宗大本山の寺院となっています。「東大寺」にある
建造物や仏像の多くが国宝に指定されていて、1988年にはユネスコ世界遺産に登録されました。
境内に入ると、さっそく鹿が挨拶に来てくれました。
参道を進むと南大門が見えて来ました。
南大門は、あまり装飾のないつくりが、豪快さや力強さを表現しています。
南大門と言えば「金剛力士像」ですね。
「金剛力士像」は約8.4mの立像ですから、凄い迫力です。
運慶・快慶らによって作られた、鎌倉彫刻の代表作です。
口を開いた「阿形(あぎょう)像」は、宇宙の始まりを表わしているといわれます。
鎌倉時代の彫刻の特徴は写実性です
口を開いた「阿形(あぎょう)像」は、宇宙の始まりを表わしているといわれます。
鎌倉時代の彫刻の特徴は写実性です。
「金剛力士像」は約8.4mの立像ですから、凄い迫力です。
力強い目鼻立ちと隆々とした筋肉、緊張感みなぎる手足の表現など、実に素晴らしいです。
こちらは「吽形(うんぎょう)像」。
閉じた口は、宇宙の完成を表わしているそうです。
それぞれ約3000個の部材から成る「寄木造(よせぎづくり)」で作られているそうです。
いよいよ大仏殿(金堂)へと進みます。
大仏殿は、奈良時代に創建されてから治承と永禄の二度の兵火に遭い、
現在の建物は江戸時代に公慶(こうけい)上人によって再建された世界最大級の木造建造物です。
大仏殿の中に入ると、真正面に東大寺大仏(盧舎那仏)がおられます。(高さは約14.98m・幅は約12m)
その大きさと、崇高さに改めて圧倒されます。
参拝順路は時計方向に進んで行くのですが、大仏の次が虚空蔵菩薩、
そしてその次が廣目天立像となります。
筆を持っている廣目天。もう片方の手には経典の巻物を持っています。
廣目天は、赤身で甲冑を着た武将とされ西の方角を守護する神様との事です。
こちらは、多聞天立像。
元来は、インド神話の財宝神クベーラで、後に仏教に主護神として取り入れ四天王の一尊に数えられています。
左手に宝棒(仏敵を打ち据える護法の棍棒)、右手に宝塔(仏塔)を持つ姿となっています。
あをによし・・・・水無月の東大寺。
圧倒的な崇高さの大仏様と、素晴らしい鎌倉彫刻に感動を頂いて来ました。