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こんにちは。東伯郡琴浦・鳥取特派員「miumiu」です。
鳥取県東部(主に智頭町)を中心に歴史散策を楽しもうとなんぞかんぞ調べ旅の友的なものを作成してわくわく気持ちを高めながら車を走らせたのは、智頭町(ちづちょう)にある手・肩・腰・身体の痛みなどの病を治す信仰があるといわれている「因幡若一宮 河野神社」
「河野神社」に祀られている若宮一王子(じげでは、親しみを込められ"にゃくいち"さんと呼ばれています)は、手や肩、身体の痛みのある人が崇拝者より奉納されている手形で患部をさすると霊験があると伝えられています。
迫力ある吽形狛犬さん「こんにちは」……ん? ん? 狛犬の後ろにあるショーケースは何だらぁか?
木製の手や足を型どったものが奉納されているようでしたが、どういうシステムか分からずに眺めていると気さくな宮司が声をかけてつかりなんぞれかんぞれ教えてくださりました。
木製の手や足を型どった「形代」の風習のはじまりは記録がなく詳らかではありませんが、縁起が岡山県の巨人伝説からきていることから岡山県からの参拝者が多いんだそうです。
また、木製の手や足を型どった「形代」は、神前で祓いをうけてから持ち帰り神棚などで祈念し願開きした時は心をこめて自分の「形代」を作成しておかげ参りをしてあわせて返納する「倍返し」が古来からの習わしなんだそうですよ。拝殿内には返納された「形代」が目を惹き信仰の深さを感じました。
「河野神社」関連資料とともに腰痛持ちのワタクシめ智頭町の杉を使った足形の「形代」をいいただきました。
気さくな宮司のお陰で「河野神社」にある「形代」について、また、岡山県との繋がりを知ることができて勉強になりましたし、鳥取県で暮らしながらもまだまだ知らないことが多いなぁと実感しました。
素晴らしい時間をありがとうございました。
「河野神社」
・住所: 鳥取県八頭郡智頭町三吉475
・電話番号: (0858)78-0116