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こんにちは~。岡山特派員のmamiです。
少しずつ日常生活が戻りつつある昨今です。
岡山でもコロナ禍で2年間ほど祭りやイベントが中止になる事が多かったのですが、感染対策を充分にとって開催されることも増えてきました。
そんなイベントのひとつ「早島・倉敷花ござまつり」が7月2日と3日で開かれたので、さっそく行ってみました。
このイベントは、早島町役場の西側を会場にして、岡山県南のメーカーや問屋が集結し、両サイドのテントの下では、地元特産の花ござをはじめ、高品質な い草製品が格安で販売されます。
私もアジアのキリムのような柄がほどこされた、花ござがあれば欲しいと思っています。
これらが「花ござ」と呼ばれる、1400年以上もの歴史を持つ工芸品で、聖徳太子が使えていた推古天皇の寝ござが、日本に現存する最古の「花ござ」だそうです。
染色した い草を、鮮やかな模様が浮き出るように織り上げた敷物ですが、伝統的な柄から現代風なデザインまでサイズも色々とあるので用途に応じて選ぶことができます。
こちらは い草の草履ですね。私は着物を着ることが多いので何足か持っています。
下駄とは違い、足の裏にあたる部分(天)が、い草なので優しい履き心地ですよ。
花ござの裏にクッションがついたラグのような製品もありました。
国産品しか扱っていないお店もありましたが、お値段が「安い!」と思うと中国産でした。
ほとんどのお店も伝統的な柄のものを扱っていて、私が探していたアジアンテイストの花ござはなかったので購入とはなりませんでした。
ミニ畳製作体験コーナーもありましたよ。
気にいった花ござとタタミ縁を選んで畳の制作を体験できるというもので、子供たちが多く参加していました。
この子はアニメ「鬼滅の刃」の主人公が来ている緑っぽい市松模様の花ござを選んでいますね。
女の子には赤やピンクの柄が人気でした。
畳屋さんの話しでは、最近のタタミ縁は色々とあって、保育園からオーダーされるお昼寝コーナーのタタミ縁は、ハート模様やサンリオキャラクターなどが人気だそうです。住宅では畳縁の無い"坊主ダタミ"も人気で、畳縁メーカー泣かせだそうです。
さらに奥の会場に行くと射的ゲームやヨーヨー釣りなど子供たち向けのコーナーもありました。
みんな一生懸命やっていましたが玩具に当たってもなかなか倒れませんね。
さをり織を扱うお店がありました。
とても丈夫な織物です。以前持っていた、さをり織りのストラップが10年ほど使ってもちぎれなかったので、ふたつ目を買いました。
地元の野菜や果物の産直市もありました。
やはり、今が旬の白桃に目が行きます。
この白桃がやけに赤っぽいのは赤いテントの下にあるからです。(笑)
小ぶりながら2個で250円はお買い得ですよ。これは白鳳かな?
今までは、食事や休憩コーナーを設けた屋台村もあったそうですが、今年は全くありませんでした。会場内での飲食も禁止になっていました。
事前に地元の方から、ふだん通りなら、花ござの手織りの実演があると聞いていましたが、見つけることができませんでした。
これが い草です。今では九州が日本での一大生産地といいます。
江戸時代から岡山のい草は有名でしたが、特に早島で織られる畳表は「早島表」のブランドで大坂や江戸を経由して全国に出荷されていたそうです。
7月はここ早島町を掘り下げてご紹介しますね~。
■岡山特産花ござまつり
・開催期間: 2022年7月2日(土)、3日(日)
・開催場所: 早島町役場 西特設会場
・住所: 岡山県都窪郡早島町前潟360-1
・電話番号: 086-482-0612(岡山特産花ござまつり実行委員会)
・駐車場: あり
・交通アクセス: JR早島駅から徒歩約10分または、瀬戸中央自動車道早島ICから約5分