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今月は早島町をご紹介していますが、この町に来ていただいたらぜひ、立ち寄っていただきたいのが早島公園です。城山ともよばれ、
早島町は文字通り、かつては"吉備の穴海"に浮かぶ早島という島のひとつでした。
公園の展望台にも説明板がありますが、かつてはこの地図のような地形でした。
今から約420年前、この辺りを治めていた戦国武将、宇喜多秀家の命により、高松城水攻めの堤防築造の指揮者、岡豊前守勝利と千原民部九右衛門に命じて汐止めの堤を築かせました。
堤は早島から倉敷の酒津に向けて築かれ、この堤は宇喜多堤とよばれました。早島の町中を走る県道倉敷妹尾線がこの堤の跡といわれています。
秀家以降も干拓事業は営々と続き、昭和38年の児島湾締め切堤防の完成で終了するという400年にもわたって干拓が続けてこられたのでした。
公園は小高い丘の上にあり周囲は干拓地なので遠く南の常山や金甲山まで見わたすことができます。見晴らしが大変いいのです。
早島公園といえば桜やツツジで有名ですが今の時季は紫陽花も見ごろを迎えます。