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暑い日が続きますね。今回はバレンシア発祥の冷たくおいしい飲み物をふたつご紹介します。
まずは「オルチャータ」。バレンシア市に隣接するアルボラジャという町で主に栽培されているチュファ(カヤツリグサの地下茎)と砂糖、水だけからつくる乳白色の甘い飲み物です。スペイン各地のスーパーで大量生産品は買えますが、バレンシアにはオルチャテリーアとよばれる自家製オルチャータを出すお店があり、特に夏場は大賑わいしています。
©VisitValencia
バレンシアはオルチャータの本場だけあり、飲み方にもバリエーションがあります。たいていどこのオルチャテリーアにも普通の液体状のものに加え、飲むシャーベット状のタイプがあるのですが、さらにこのふたタイプをミックスさせることも。私はたいていこのミックスタイプを頼みます。
バレンシア市内には、冬場を除き、鉄道駅前や市役所広場、地下鉄コロン駅の上などにオルチャータの屋台も出ます。私の今年の初オルチャータは、この屋台で買ったものでした。
もうひとつご紹介するのは、「アグア・デ・バレンシア」。直訳すると"バレンシアの水"なのですが、搾りたてのオレンジジュースにスパークリングワインとホワイトリキュールを使うバレンシアならではのカクテル。たいていは氷の入ったピッチャーでサーブされるので、暑い夏にはもってこい。夏の夕暮れや夕食後のテラス席で、まったりと飲みたいカクテルです。
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どちらもバレンシアで生まれた飲み物です。夏ではなくてもバレンシアでは飲めますので、お越しの際はぜひお試しくださいね。