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宇治市にある公立博物館「源氏物語ミュージアム」に行って来ました。
博物館に続く道には、ムラサキシキブが見頃です。
同館では開館20周年を機に、2018年9月14日にリニューアルされています。
展示室では、実物大の牛車や調度品の復元のほか、光源氏の邸宅である
六条院の縮小模型などが展示されています。
《源氏物語ミュージアム》
〇TEL0774-39-9300
〇住所京都府宇治市宇治東内45-26
〇営業時間9時~17時(入館は16時30分まで)
〇定休日月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
〇料金大人 600円(480円)
小人(小・中学生) 300円(240円)
( )内は団体(20名以上)料金
〇アクセス◆京阪宇治線「宇治」駅下車、徒歩8分
◆JR奈良線「宇治」駅下車、徒歩15分
〇周辺の見所 平等院・宇治橋・宇治上神社・宇治神社・
「橘橋」「朝霧橋」「喜撰橋」「中島橋」
前記事で紹介しました、御所近くの蘆山寺の地で紫式部は、
「源氏物語を」執筆したと言われています。
『源氏物語』は11世紀初め、平安時代半ばに書かれた全五十四帖からなる
長篇小説です。特に最後の十帖は、宇治が主な舞台となっているため、
「宇治十帖」と呼ばれています。
源氏物語ミュージアムは、この物語ゆかりの地、
宇治に建てられています。
六条院で囲碁をしている風景ですね。
こちらは原寸大の御所車。
そして、光源氏の象徴でもある六条院のジオラマ模型。
展示ゾーンは「平安の間」「架け橋」「宇治の間」「映像展示室」「物語の間」
に分けられています。
《源氏香》
館内を進むと企画展の「源氏香」(げんじこう)が紹介されていました。
「源氏香」とは、香りを聞き分ける遊びです。
「組香(くみこう)」の一種で、5種類の香木を、それぞれ5袋、計25袋を用意し、
その中から5袋を選びます。これをひとつずつ香炉でたき、香りを鑑賞し、
その違いを言い当てる遊びです。計52通りあることから、その図柄に
源氏物語五十四帖のうち、第一帖と第五十四帖を除いた五十二帖の
名が付けられました。企画展では、源氏香の魅力と広がりが紹介されていました。
余談になりますが源氏香の香の図(図柄)は、その形の斬新さから和装の
デザインの中にも、帯などで時々取り入れられています。
《4500冊以上もの書籍が取り揃えられている図書室》
こちらは、源氏物語ミュージアムの図書室。
ここでは『源氏物語』関連図書をはじめ、歴史や文化、美術などに
関する4500冊以上もの書籍が取り揃えられていて、自由に読む事が出来ます。
また館内では、本格日本茶カフェ『雲上茶寮』も営業されています。
以上、源氏物語ミュージアムの紹介でした。